「あなたの心、元気ですか？」－。長崎県諫早市は、ストレスや睡眠、不登校など心の不調を感じる要因や相談窓口が1冊で分かる「こころの健康づくりガイドブック」を刊行した。市健康福祉センターや市健康福祉部などの窓口で配布している。
心の病気を抱える人への理解を深めるとともに、当事者や家族が相談しやすい環境を整えるのが目的。精神科医や保健師、ケースワーカーらでつくる関係者会議で内容を検討、同センターが毎年度、更新している。
ガイドブックでは、周囲の人が出す不調のサインに気付き、話を聞いた上で専門家につなぐ大切さをイラストと文章で例示。ストレスをはじめ、うつ病、アルコールやギャンブルなどの依存症、引きこもり、不登校になる要因を説明した上で、症状（状況）やチェックリスト、官民の相談窓口、当事者・家族の集いに関する情報を掲載。ストレスとの付き合い方や子どもの見守り方、睡眠チェックリストも盛り込んだ。
A5判、22ページ。2500部。
