「健康長生きは“お口の健康”から」と題した講演会が1日、西海市大瀬戸町松島の本村公民館で開かれ、長崎市出身で北九州市在住の歯科医師、柴原由美子さんが口腔（こうくう）ケアの重要性について話した。
松島区老人クラブ連合会（山口勇会長）が開き、地域のお年寄りら約40人が参加した。
柴原さんは、歯磨きは単なる汚れ落としではなく、細菌を取り除くことで、誤嚥（ごえん）性肺炎の防止につながることを強調。舌を回す運動や早口言葉で筋力を取り戻し、かむ力を高めることは認知症や栄養不足の防止につながるとし、「体の衰えを、年だから仕方ないと思わず、毎日努力してほしい」と呼び掛けた。
