【熊本県感染症情報】手足口病の流行始まる

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 5月27日~6月2日の県感染症情報によると、県内の手足口病の患者が1定点医療機関当たり5人の警報レベルを上回り、流行が始まった。50定点で報告された患者の合計は、前週より78人多い265人に増えている。

 保健所管轄別では、人吉(1定点当たり12・0人)、菊池(同10・4人)、荒尾・玉名(同9・0人)、熊本市(同5・0人)で多い。毎年、夏場にかけて流行する。

 県健康危機管理課によると、患者は1~5歳が中心だが大人も感染する。手のひらや口の中などに水ぶくれができ、熱が出ることもある。せきやくしゃみのしぶきのほか、水ぶくれや便に含まれるウイルスから感染するため、「せっけんと20秒以上流す手洗いを心掛け、タオルは共用しないで」と呼び掛けている。

 ほかに多いのは感染性胃腸炎が35人増の367人、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は27人減の92人。感染者全員を報告する疾患では百日ぜきが12人、梅毒4人、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、エイズ(後天性免疫不全症候群)、侵襲性肺炎球菌感染症が各1人だった。(松本敦)

(2019年6月7日付 熊本日日新聞朝刊掲載)