梅雨入り発表があってもなくても

きょうは東海、関東甲信、北陸、東北南部で梅雨入りの発表がありました。九州北部から近畿にかけての西日本ではまだ発表がなく、東エリアが先に梅雨入りしたことになります。
ただ、けさは梅雨入りしていないエリアで大雨となり、避難勧告が出された地域もありました。
西日本ではこれまでの大雨で地盤が緩んだり、増水している川もありますので、土砂災害や河川の増水、低地の浸水などに警戒が必要です。

そもそも気象庁が梅雨入りを発表しているのは、「防災上の注意喚起」が目的です。
梅雨時は大雨による災害が起きやすいため、防災のためにはいつも以上に大雨に備える必要があります。
梅雨は季節現象。梅雨入りの発表があってもなくても、大雨への備えをする時期になったということです。

気象予報士・多胡 安那

画像について:7日午後9時の予想天気図。

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