県民自ら活用する広場に 長崎県、庁舎跡地で意見交換

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旧県庁舎跡地の活用について県と懇話会の元委員が意見交換した会合=県庁

 長崎県は6日、旧県庁舎跡地(長崎市江戸町)の活用方針を2014年に提言した「県庁舎跡地活用検討懇話会」の元委員との意見交換会を開いた。県は跡地に整備する広場について「県民が自ら活用する場にしたい」などとの考えを示した。委員からは、市役所通りや浜町を含めた都市全体のデザインも合わせて考えるべきとの意見も上がった。
 懇話会は大学教授や経済関係者などで構成。県は懇話会の提言を基に▽広場▽交流・おもてなしの空間▽文化芸術ホール-の3機能を整備するという方針を策定し、2月には概算事業費などを含む整備方針を示している。
 県は広場について「日常的に県民市民が集い、観光客もひきつける広場」「イベント等で県民市民が自ら活用する広場」の二つの要素を持たせたい考えを示した。広場のイメージとしてイタリア・ローマのスペイン広場や東京の南池袋公園などを例示した。交流・おもてなしの空間については出島を展望する機能を持たせるとし、仮想現実(VR)の活用といったアイデアを示した。
 委員からは「二つの世界遺産に関する情報を発信する場にしてほしい」「建物は長崎にしかないデザインのものを」といった要望や「(もし跡地から文化財が出れば)県は柔軟に対応してほしい」との意見も出た。
 県は今回寄せられた意見などを踏まえ、来年度中に基本構想を策定するとしている。