6月8日付

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 串間市で先日開かれた「ぎょしょく」ツアー。魚と「触・職・食」の三つをかけて、小学生が魚に直接触れ、加工場見学や調理などを行う催しだ。地元の海で取れた魚の水揚げから消費までの理解を深めるのが狙いで、今回が13回目という。児童にとって海は身近で、魚の種類や生態に詳しい子、親が漁業関係者の子もいる。幼少期を盆地で過ごした記者には、そんな児童の姿が新鮮に映り、うらやましくも感じた。「今日はなんかあっとね?」。にぎやかな会場の市漁協を通りがかり、そう尋ねた女性に「ぎょしょくよ、ぎょしょく」と関係者が答えた。「ああ、そうね」。女性が納得した光景に、地元に根付いたイベントであることを実感した。取り組みの継続が、郷土愛を育む一助となるだろう。