【MLB】大谷効果はドラフトまで!? エ軍4巡目に高校生二刀流指名 「価値のあること」

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

エンゼルスはドラフト4巡目に投打の二刀流・エリック・リベラを指名

 これも大谷翔平効果なのか。エンゼルスは3日(日本時間4日)から行われたMLBドラフトで高校生の二刀流候補を4巡目で指名した。地元紙は大谷の成功で流行の気配を見せる二刀流選手がドラフトでも人気になっていることを伝えている。

 地元紙「ロサンゼルス・デイリーニュース」は「複数競技をこなすアスリートがMLBドラフトで人気」と見出しを付け、今年のドラフトを振り返った。その中でエンゼルスが4巡目で指名したプエルトリコの高校生エリック・リベラ投手に注目。

 リベラはプエルトリコ・ベースボール・アカデミー高で投手兼外野手をこなす18歳左腕。最速95マイル(約153キロ)の直球が武器で、打者としては外野を守り長打力が魅力の二刀流候補だ。記事では昨年、大谷がメジャーで二刀流を成功させたことでエンゼルスがジャレド・ウォルシュら4選手をマイナーで二刀流として育成していることを言及。

 4巡目で高校生の二刀流候補を指名した経緯をエンゼルスのスカウティング・ディレクター、マット・スワンソン氏は「彼は両方とも楽しんでいる。二刀流として成長するかもしれないし、2、3年後には状況が変わっているかもしれない。しかし、両方ともプレーする機会を与えることは、彼らにとって価値のあることであるし、我々にとっても価値のあることだ」と“第2の大谷”として成長する可能性を口にしている。

 一つのポジションにとらわれることなく選択肢を与えることで“金の卵”の可能性を広げるエンゼルス。トレンドになりつつある二刀流の流れは今後も続きそうだ。(Full-Count編集部)

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