鬼太郎生みの親 水木しげるさんの多才な仕事ぶりに迫る 横浜・そごう美術館

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色彩が美しい「ゲゲゲの鬼太郎」の原画を示す原口尚子さん=そごう美術館

 「ゲゲゲの鬼太郎」をはじめとするさまざまな漫画作品を手掛けた鬼才、故水木しげるさん(1922~2015年)の画業を振り返る「水木しげる魂の漫画展」が8日、横浜駅東口のそごう美術館で始まる。7月7日まで。神奈川新聞社などの主催。

 「少年天才画家」と呼ばれていた少年期のスケッチや水彩画、数々の人気漫画の生原稿、愛用の道具、妖怪のブロンズ像など約300点が並ぶ。昨年「妖怪たちのいるところ」として書籍化された妖怪画の中から原画3点も初公開。豊富な資料と映像によって、多才な仕事ぶりに迫っている。

 妖怪漫画が特に知られているが、風刺の効いた短編や片腕を失った壮絶な戦争体験に基づく戦記物、歴史上の人物を描いた評伝など多様な漫画を手掛けた。

 水木さんの長女で、水木プロダクション代表の原口尚子さん(56)は「作品だけの紹介ではなく、画風の特徴やなぜこんな絵を生み出したのか、といった画業を掘り下げた展示になっており、水木の絵に対するこだわりが伝わるのではないか。亡くなって3年半がたつが、今も皆さんが思いを寄せてくださり、ありがたい」と話した。

 25日から一部展示替えを行う。一般1200円、高校・大学生800円、中学生以下無料。問い合わせは、同館電話045(465)5515。