不安や悩み共有、伊達でひじり「認知症カフェ」始まる

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 社会医療法人慈恵会(上原總一郎理事長)が運営する、ひじり在宅クリニック(洞爺湖町高砂町、岡本拓也院長)併設のみんなのカフェで、認知症カフェが始まった。参加者との対話や双方向性を重視した“ともにつくり上げる”集まりを目指している。

 岡本院長が診療の際、認知症当事者がいる家族に「困る事はありますか」などと聞いたのが始まり。その中で同じ経験がある人と気楽に交流できる場所の必要性を感じ、認知症カフェの開催を提案。当事者の家族からは「いいと思う」「やってみてくれるなら出たい」という意見があり、開催を決めた。

 岡本院長は「地域のニーズを拾い上げて、そのニーズに応える活動ができればと思っている」と意図を説明する。

 「気楽に話せる雰囲気が大切」(岡本院長)と、ざっくばらんに話せる雰囲気を演出。5月17日の初回は、認知症当事者の家族ら約15人が集まり、経験談や困り事、不安や悩み、工夫していることなどを語り合い、共有していた。町地域包括支援センターの職員も生の声に耳を傾けていた。

 今後は参加者の要望を聞きながら、2、3カ月に1回程度開催していく。岡本院長は「実施形態は今後変わっていくと思う。同じ経験をした人が『私だけではないのだ』と思えるのは大きいし、同じような苦労を分かち合える。それだけでも意味があると思う」と意義を強調していた。

 認知症カフェの問い合わせは同クリニック、電話0142・76局4838番へ。(池田勇人)

【写真=ざっくばらんに経験談を語り合った初回の認知症カフェ】