Kiramuneメンバー勢ぞろい「キラフェス」が10周年! ライブ2日目の模様をリポート【後編】

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男性声優レーベル・Kiramuneのメンバーがそろう、年に1度の祭典、“キラフェス”こと「Kiramune Music Festival」。記念すべきその10周年は2days、会場は埼玉・メットライフドームと、過去最大規模での開催となった。10周年の集大成となったライブ「Kiramune Music Festival ~10th Anniversary~」2日目の模様を、2回にわたってリポート。今回は後編をお届け!(【前編】はこちらをチェック)

Kiramuneの10年間の歩みを振り返ったMCの後は、CONNECTの登場。「Glory days」を歌い上げた後のMCで、岩田光央は「すっげー景色だなあ。ただいま! 夢がかなったのはみんなのおかげ」、鈴村健一は「いろんな人が思いをはせて、ここまで来た」と過去最大の会場での開催となったキラフェスに思いをはせた。2009年、Kiramuneレーベル立ち上げの際、第1弾アーティストとして参加し、その後、14年の活動休止までレーベルを盛り上げてきた2人の感慨は計り知れない。「君たち、ついてきてくれよ?」と岩田が言うと、満場の歓声がそれに応える。2人が肩を組んで歌った「Say Hello」では、彼らの笑顔に心を打たれ、「Hello Hello」の合唱でファンが心を一つにした。

入野自由は「FREEDOM」「Zero」「Faith」「DICE」と、デビューからの10周年を振り返る4曲をメドレー形式で歌う。「Zero」でのセクシーな動き、「DICE」での激しいダンスに、ファンはくぎ付け! 浪川大輔は、坂本真綾が作詞をした「L‘ambition」、疾走感のある「Faded Photograph」などを歌った。SparQlewはスモークがたち込めるなか、シリアスな曲調の「Q Wanted」を歌い、新たな魅力を見せる。

サプライズに沸いたのは、岡本信彦のソロステージ。岡本は自身のソロライブツアーでも見せたRPG風の演出を踏襲し、マントを羽織った勇者風の衣装で剣を使い、「Lost universe」では殺陣を披露。「Braver」で魔王に倒された勇者(岡本)。しかし、「Braver」で助太刀に入ったのは、なんと同じくマントを羽織り、剣を握った神谷浩史! 「2人であいつを倒し、キラフェスを続けるぞ!」と神谷が呼びかけ、共闘。見事魔王を倒し、熱く握手を交わした。

続く浪川と、吉野のユニット・Uncle Bombは、赤と青のナポレオン風の衣装に身を包み「愛よ激情~マタドールは宙を舞う~」で闘牛士のようなダンスを見せた。柿原徹也の「カントリーロード」では、日が落ちて暗くなり始めた会場を、柿原のカラーである緑が埋め尽くす。神谷と入野のユニットKAmiYUは、お揃いのパーカーで登場し、「21-CENTURY BOY」を披露。途中、埼玉西武ライオンズのユニフォームを羽織ってバッティングに挑戦。神谷がボールを投げ、入野がバットでボールを狙う。ラストは神谷が「ファウルボールにご注意ください」と締めくくる、球場ならではの楽しい演出だった。

大きな音、火花とともに、黒いレザージャケットに身を包んだTrignalのステージがスタート。「カモン」と指で招く仕草が印象的な「Update A Day」など3曲で会場を興奮の渦に巻き込んだ。吉野裕行は「リカバリ哀歌」でアコースティックギターを演奏。1日目のMCで、「鈴村の影響で始めた」と話していたギターで、会場を魅了した。本編ラストを飾ったのは、白い上下のスーツを着た神谷。「HA-RE? GO!」「GLORIOUS TIME」と続き、最後はファンとの時間を噛みしめるかのように「贅沢な時間」を歌い上げた。

アンコールの声が響く中、キラフェスの10年の軌跡をまとめたスペシャルムービーが流れ出す。ファンは懐かしいシーンに歓声を上げながら、これまでの足跡を振り返った。

アンコールは、10周年メドレー。トップバッターはSparQlew。「EASY GOING FEVER!」で、観客とともに、タオルを振り回し、再び会場のボルテージは急上昇。吉野は「マイペース」を、Trignalは「My pace,My road」を披露。岡本は「きっときっと」、柿原は飛行機雲」、浪川は「Again」、神谷は「ハッピーアワー」を歌う。メンバーが客席の近くへとステージ全体のあちらこちらで、楽曲を次々と披露した。「みんな大きな声で歌ってくれー!」と、入野はメインステージで「FrameとEdgeと、その向こう側」を熱唱。「自分の限界を超えていけ」という力強いメッセージが、観客の心に伝わる。

2日間を終えての感想では、SparQlewの吉永が「10周年、メットライフドームということで不安なこともたくさんあったんですけど……。先輩方、スタッフさん、皆さんの笑顔に助けられ、ここまで来ることができました。そして何よりSparQlewのみんなに感謝しています。ありがとうございます」と感謝を伝えた。保住有哉は「シンプルにめちゃくちゃ楽しかったです。」、堀江瞬は「昨日はところどころ緊張でお仏像さまみたいになっていたんですけど、今日は、より皆さんに笑顔をお届けしたいという気持ちで頑張っていたので、届いているとうれしいです」と初々しい笑顔を見せ、千葉翔也は「先輩たちと一緒に歌って、ステージが本当に楽しくて、一瞬泣きそうになって、でも皆さんの笑顔をみてものすごく笑顔になりました!」、上村は「皆さんに、ただただありがとうという思いを伝えたい一心で、走り抜けてきました。本当にすてきな景色で、これはもう一生忘れられないな……」と、率直な喜びを語る。

吉野は、「皆さん、楽しかったですか!」と観客とのコール&レスポンスを楽しみ、最後は「推しがカッコいいと思いましたか!」の問いかけに、観客がひときわ大きな声で応えると、「よかったじゃねえかよ!」と締めくくった。

Trignalの代永が「かわいいでしょう? 女の子だよ♡」といつものキャラを見せつつ、「こういうのをやらせていただけるのも、Kiramuneのすてきないいところ。Trignalの一員として、Kiramuneのメンバーとしてこうやって大きいドームで歌わせていただいて、幸せだなと思っております」と感謝を口にした。そんな代永に対し、入野は「なんか、だんだん美人に見えてくる……」とポツリ。江口拓也は「毎回、毎回、キラフェスが始まると、メンバーのことがもっともっと好きになる。しばらくはKiramuneメンバーの曲を聴く毎日になるんじゃないかと思います」とメンバー愛を明かす。木村良平はKiramuneのイメージカラーであるオレンジのペンライトで会場を埋めたいとお願い。オレンジ一色に染まった会場を目にして、「めっちゃくちゃうれしいです、ありがとうございました!」と、深々とお辞儀をした。

岡本は、神谷とのコラボについて、「数年前から神谷さんと一緒に戦いたいってずっと言ってたんです。一緒に魔王をこのメットライフドームで倒せたこと、人生のなかで一生忘れることはないと思います!」と喜びを爆発させ、神谷も「楽しかった!」と応えた。

柿原は「歌を歌わないと見えない景色があった。本当にやってよかったなって思える……この瞬間に、10周年のステージに立てることを本当にうれしく思っています」と、Kiramuneでのアーティスト活動への思いを語り、「僕自身の(CDデビューから)10周年を目指して前に進んでいければなと思っています」と未来への力強い意志を見せた。

浪川が「10周年、すごいなと思いました。CONNECT兄さんたちが帰ってきたこともそうですし、みんなで飯を食いにいけたのも……」と話したことから、1日目の夜、全メンバーで食事へ行った話題へ。多忙なメンバーが全員そろっての食事は初めてだったそう。堀江が「料理頼みすぎだから!」と先輩陣から突っ込まれると、タジタジになりながらも「いっぱい料理が並んでいた方が楽しい気分になるかなって」と答える。浪川は「あいさつの途中じゃん!」と本題に戻し、「楽しむことが一番なんだなってことが分かりました。これからもよろしくな」と締めくくった。

神谷は「この2日間、本当に文字通りぜいたくな時間でした。それもこれもここに来てくださっている皆さんのおかげです! 本当にありがとうございました」と感謝を伝えた。入野も「Kiramuneがあったからこそできたこと、身についたスキルがある。(レーベルでの活動がなかったら)出会えなかった人がいっぱいいます。本当に感謝しています。ここまで連れてきてくれて、皆さん、本当にありがとうございました」と、活動の振り返りも含め、感謝を述べた。

ラストを前に、神谷が「大事な仲間に来てもらいましょう」とCONNECTを呼び込む。

再び登場した鈴村は、「最高に楽しかったよ!」と笑顔を見せ、「(メンバー)みんなにそれぞれの音楽があって、それが一つになって、すごい空間だなと思いました。すてきな10年だったんだなって、本当に本当に思いました。僕らをまたここに呼んでもらえてうれしく思います。ありがとう!」と感慨を述べ、「胸がいっぱいなので、これぐらいにする」と照れていることが垣間見えた。

岩田は、10年前に結成したCONNECTのユニット名について、「つながる、つなげる。僕たちはつなげるという一つの使命をもって、お客さんと僕らと、そしてこうやって新しいメンバーたちとずっとつなげてきました。今、その一つの結果が出たんだと思います。」と思いを語った。

ラストの2曲は、CONNECTも含めたKiramune☆ALL Starsによる「EVER DREAM」と「僕らの描く未来」。別れの時が近づくなか、「みんなの顔を見に行っちゃいましょう!」と、メンバーがステージを縦横無尽に走り回り、会場中のファンに「ありがとう」と感謝を伝える。吉野が「推し見とけよ!」、岩田が「スタンドも見えるぞー!」と思い思いメッセージを口にし、入野が「楽しかったです! 10周年お祝いしてくれてありがとう! 最高の時間でした。また会いましょう!」とあいさつ。Kiramuneメンバーとファン、そして10年の月日が作り上げた2日間の夢の祭典は、「ありがとうございました!」の声で幕を閉じた。

取材・文/仲川僚子