泉谷しげるがサーフィンの虜に!? 映画「ライフ・オン・ザ・ロングボード 2nd Wave」

2020年に開催される東京オリンピックで、初めて公式競技に採用されることが決まった「サーフィン」。

オリンピックに先駆け、美しい海が広がる種子島を舞台に、夢に挑戦することから逃げ出した一人の男が、再びサーフィンを通して自身と向き合い、人生の輝きを取り戻していく物語が誕生した。

主人公に吉沢悠、ヒロインに「non-no」専属モデルの馬場ふみかを迎え、リタイアした元漁師役の泉谷しげるが、吉沢悠演じる光太郎にサーフィンを教わるシーンが印象的な映画。

6月8日に、主演の吉沢悠と喜多一郎監督による舞台挨拶がT・ジョイ博多にて開催された。

「昨年6月11日にクランクアップだったんですよ!」と感慨深げな監督から、「撮影から1年、公開から1週間経ちましたけれど、どうですか?」と聞かれた吉沢は、「皆様から『よかったよ』と暖かい声をいただくので、ホッとしている1週間です」と挨拶。

吉沢はサーフィンシーンについて聞かれ、「種子島の海は、サーフィンをしている人の憧れの一つだと思うので、そういった場所で仕事を絡めてサーフィンができるという、素敵な時間を過ごさせていただきました。島の人が受け入れてくれて、間違ったポイントで波を待っていたら、『もっと奥行けよ』と教えてくださったりした」と、島の方達の人柄にも感激した模様。

監督が、「前作の主演の大杉漣さんは、サーフィンはできなくていい役でした。若干サーフィンシーンがあったけれど、大杉さんはキャスティングされるまでボードを触ったことがなかったそうです。代役を用意したんですが、どうしても全部自分でやりたいとのことで、途中から練習風景まで撮りだして、大杉さんも『これはドキュメンタリーだ』とおっしゃっていたんです。本作も結構そういう雰囲気はあったよね」と吉沢に振ると、「サーフィンシーンは、どのタイミングで波が来るかはコントロールできないので」と同意。監督は、「特にドローンや水中カメラのシーンは、スタッフが近くに寄るとスタッフも映っちゃうので、本人に任せるしかなかった」と吉沢の功績を讃えた。

吉沢は前作主演の大杉漣さんについて、「(生前)すごくお世話になりました。大杉さんは人間模様を演じられたら、群を抜いて素晴らしい方でした。本作は、(前作の主人公から)世代を代え、若い子が、つまずいた人生を見直していくという内容だったので、芝居の部分でも緊張感はありました」と話した。

また、「女性陣には、監督が『サーフィンがうまくなればなるほど、使うカットを増やすからな』とおっしゃっていたので、女性陣も特訓していた」と裏話も披露。

最後に吉沢が「これからももっともっと沢山の方に見ていただきたいので、広めていただけたら嬉しく思います」とメッセージを伝え、舞台挨拶は終了した。

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