【高校野球神奈川大会】感謝の思いを宣誓に 荏田・宇賀神主将

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選手宣誓のくじを高々と掲げる荏田の宇賀神主将=県立青少年センター

 第101回高校野球選手権神奈川大会の組み合わせ抽選会。立候補した116人の主将の中から選手宣誓を引き当てたのは、荏田の主将宇賀神薫。「令和最初の選手宣誓。プレッシャーもあるけど、責任を持ってやりたい」。少し緊張した面持ちだが、言葉は力強い。

 チームの合言葉は「感謝」。本番では3年間の感謝の気持ちを込めるつもりだ。

 昨春は部員不足に悩まされ、サッカー部と囲碁将棋部に助っ人を頼むほどだった。父母らが近隣の中学校を回って野球経験者に声を掛けてくれたこともあって、3年生はわずか3選手だが、下級生は21人もいる。

 グラウンドを週3日ほどしか使えない環境だが、先生たちがつくってくれた打撃ケージに向かって、力いっぱいバットを振れるようになった。「周りの人たちに支えられた。宣誓もプレーも、全力でやりきりたい」

 大役を果たし、4年ぶりに1勝した昨夏を超える。それが何よりの恩返しだ。