福井工業大学、因縁の上武大学戦

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初戦に向け、打撃練習する福井工業大学の仲響生(右)ら=福井県永平寺町の福井工業大学カール・マイヤーグラウンド

 第68回全日本大学野球選手権は6月10日、神宮球場などで開幕する。全国最多の9年連続42度目出場の福井工業大学(北陸)は大会初日の10日、同球場での1回戦で、2013年大会優勝の上武大学(関甲新)と対戦する。中山海斗主将は「相手は強豪。接戦に持ち込み、粘り勝ちしたい」と意欲を燃やしている。

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 北陸大学野球春季リーグでは金沢学院大学と激しい優勝争いを繰り広げた。最終週は初戦を落としたが第2、3戦をいずれも2―1で制し、春9連覇を達成。全日本選手権でもロースコアの接戦で試合を進めれば勝機は見えてくる。

 投手陣の柱はクローザーの谷優希。同リーグMVPに輝いた右腕への信頼は厚く「谷まで最少失点でどうつなげるか」(下野博樹監督)が鍵となる。先発が予想される立石健、南大河から中継ぎの斎藤隼大、武盛智樹、國光瑛人と細かくつなぎ、リードした状態で守護神の谷に回したい。

 長距離砲が少ない打線は好機を生かすためセーフティーバント、進塁打、スクイズといった小技に磨きをかける。その中でけん引役となるのが八幡陸。パンチ力があり、得点機での一打に期待が懸かる。高打率を残した仲響生、宮石翔生、俊足の掛橋一真、成澤圭祐らで塁上をにぎわせたい。

 初戦で戦う上武大学は、16年、17年といずれも延長十回タイブレークで敗れた因縁の相手。指揮官は「当然意識はするが、相手に合わせず自分たちの展開に持ち込みたい。理想は先行逃げ切り」と見据えた。

 大会は代表27校がトーナメントで頂点を争う。