鷹無傷の交流戦5連勝!日ハム清宮甲子園V打、ロッテ9回逆転勝ち…8日交流戦は?

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:藤浦一都】

DeNA井納が投打で活躍、オリックス・ロメロが2発5打点

 日本生命セ・パ交流戦は8日、各地で6試合が行われた。この日はパ・リーグが5勝を挙げ、今季通算はパ・リーグ19勝、セ・リーグ10勝となった。両リーグの順位の変動はなかった。

 ソフトバンクはマツダスタジアムで広島に4-2で勝利。交流戦負けなしの5連勝を飾った。同点の5回、内川の左翼への適時二塁打で勝ち越すと、同1死一、三塁から松田宣の中犠飛で加点。先発の高橋礼は7回6安打2失点で6勝目を挙げた。広島は6安打4四球でチャンスを作ったが、あと1本が出なかった。ジョンソンは5回8安打4失点で4敗目。

 日本ハムは甲子園で阪神に10-2で大勝。3連勝とし、交流戦2カード連続の勝ち越しを決めた。2回、清宮の右前への先制適時打などで2点を奪うと、7回には渡邉の中越え5号満塁弾など2四死球を挟んで6連打で一挙7点。8回には代打・横尾の左越え1号ソロも飛びだし、13安打で10点を奪った。投げては金子が6回3安打無失点に抑えて3勝目。阪神は岩田が6回まで2失点と踏ん張ったが、7回に崩れて6回2/3で10安打8失点。2敗目を喫した。大腸がんから復帰4戦目の原口は18年9月14日ヤクルト戦以来267日ぶりに1軍マスクを被った。

 オリックスは神宮球場でヤクルトに5-4で競り勝ち、今季2度目の3連勝を飾った。4番のロメロは初回に先制5号2ランを放つと、1点を追う3回には逆転6号3ラン。2発でチームの全得点を叩き出した。先発の山岡が5回3安打4失点で5勝目。ヤクルトは1点差の4回以降は打線がつながらなかった。ブキャナンは4回5安打5失点で3敗目を喫した。

 DeNAは横浜スタジアムで7-3で逆転勝ち。連敗を3でストップした。2点を追う2回、井納の同点適時打、桑原の勝ち越し適時打などで3点を奪って逆転すると、3回には筒香の右越え13号ソロでリードを広げた。8回には宮崎の左前適時打、伊藤光の押し出し四球などでダメ押し。14安打で7点を奪った。先発の井納は6回5安打2失点。3勝目を挙げた。西武は榎田が今季最短2回1/3で9安打4失点と誤算。2軍再調整が決まった。連勝は2で止まった。

 ロッテは東京ドームで巨人に6-5で逆転勝ちし、連敗を2で止めた。1点を追う9回1死三塁から鈴木の右前適時打で同点に追いつくと、同2死一、二塁から中村奨の中前適時打で勝ち越し。さらに菅野の2点二塁打で突き放した。4番手の田中が2勝目。巨人は坂本のリーグ独走21号ソロなどで1点リードで9回に入ったが、4番手の中川が誤算だった。連勝は2で止まった。

 楽天はナゴヤドームで中日に2-1で競り勝った。2回に小郷の内野ゴロの間に1点を先制すると、同点の7回には1死三塁から小郷のスクイズで勝ち越した。投げては先発の岸が7回6安打1失点と好投して2勝目。守護神の松井は18セーブ目を挙げた。中日はロメロが7回10奪三振4安打2失点と試合を作ったが、打線の援護に恵まれなかった。(Full-Count編集部)

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