県内外の事業所が伊勢神宮に商品を奉納

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【奉納品を手に宇治橋を渡る栁澤市長(中央)ら=伊勢市宇治館町で】

 県内外の事業所でつくる「農商工連携を目指す会」は八日、伊勢神宮の内宮に海産物などを奉納した。三重、静岡、福岡の三県から六事業者約50人が奉納品を手に宇治橋を渡った。11回目の今年は、静岡県御前崎市の栁澤重夫市長が初めて参列。「御前崎の商品を奉納できて感動している」と語った。

 同会は三重大学の渡邊明名誉教授が中心となって十年前に発足し、県内外の約50事業者で構成。奉納を通じて事業者の交流を深め、新商品の開発につながるアイデアや技術の共有を目指している。

 県内からは四日市ひもの食堂が参加。静岡県御前崎市から南駿河湾漁協、御前崎クエ料理組合、茶業振興協議会、農業振興会メロン部会が参加したほか、福岡県で明太子の生産を手掛ける「華の実」も奉納した。

 この日午前8時ごろ、参加者らは一本釣りの「御前崎生かつお」などの奉納品や品目を書いた札を手に列を成し、宇治橋を渡った。境内の神楽殿前に到着すると、一組ずつ神職に奉納品を手渡した。

 奉納を終えた栁澤市長は取材に「前日に開いた参加者との懇親会では、事業者間が商品開発などで連携していく方向で話し合うことができた。民間の力を活用し、地域興しを進めたい」と話していた。

 四日市ひもの食堂の鈴木美咲さん(22)は、サバの干物を使ったすしを奉納。「こだわりの干物に加え、シャリの食感も試行錯誤した自慢の一品。多くの人に食べてもらえることを願って奉納しました」と語った。