東北地方は近畿より先に東北地方が梅雨入りした45年前

東日本から東北南部まで梅雨入りした6月7日以降、オホーツク海に高気圧が出現し、東日本を中心に冷たくて湿った空気を送り込むようになりました。そして、太平洋高気圧との間で梅雨前線が形成されています。
東北が近畿より先に梅雨に入りましたが、昭和49年以来、45年ぶりのことです。この昭和49年は、オホーツク海高気圧が強く、太平洋高気圧の北上が弱かっために梅雨期間が長く続き、気温が低くなりました。その間、前線上を低気圧や台風などが通過し、全国で死者・行方不明者14名、住家全半壊約2千棟、浸水約39万6千棟などの大きな被害が発生しました。
今年との類似で気になります。

（気象予報士・饒村 曜）

画像について：図　各地の10日間予報