フィリーズ・ピベッタが初完投 1失点の好投で4勝目

【レッズ1-4フィリーズ】@シチズンズバンク・パーク

フィリーズ先発のニック・ピベッタは、初回にいきなり無死一・三塁のピンチを迎え、エウヘニオ・スアレスの併殺打の間に1点を失ったものの、その後は安定感抜群のピッチングを展開。8回表と9回表はいずれも得点圏に走者を進めたが、後続をしっかり抑え、6安打1失点のメジャー初完投で今季4勝目(1敗)をマークした。一方、レッズ先発のタナー・ロアークは、味方が先制した直後の1回裏に2点を失って逆転を許すなど、5回4失点で今季5敗目(4勝)。打線も得点圏で7打数1安打、併殺打2本とチャンスを生かせなかった。

開幕からの4先発で防御率8.35と打ち込まれ、およそ1ヶ月半にわたってAAA級でのプレイを強いられたピベッタだが、5月下旬の再昇格後は5回3安打3失点、6回3安打無失点、そして9回6安打1失点と好投。直近19イニングでは被安打10、奪三振20、与四球2、失点1と見事なパフォーマンスを続けている。AAA級でメンタル面を鍛え直し、「目の前の1球、目の前の1イニングのことに集中している」と積極的にストライクゾーンを攻めるようになったことが好投の要因。主砲のリーズ・ホスキンスは「彼が次の登板で何を見せてくれるか、今から楽しみだよ」とピベッタのピッチングについて語る。ピベッタと投げ合ったロアークは「彼のキャリア最高のピッチングだったね」とコメント。ピベッタの好投に脱帽の様子だった。

© MLB Advanced Media, LP.