山形商が3戦全勝、雪辱の頂点

県高校総体レスリング団体

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〈レスリング団体・山形商―米沢工〉山商80キロ級の石山大凱が相手を崩し、攻め込む=上山明新館高

 第70回県高校総合体育大会は主会期第2日の8日、各地で22競技が行われた。レスリング団体は山形商が2年ぶりに優勝した。卓球の男子団体は鶴岡東が14連覇を達成し、女子は山形学院が12年ぶりに頂点に立った。

 ホッケーの男子決勝は置賜農が米沢興譲館を7―1で下し、4年連続の優勝。女子決勝は米沢商が興譲館とのシュートアウト(SO)戦を3―2で制し、9連覇を飾った。バドミントンの男子団体は山形商が16年ぶりに優勝し、女子は鶴岡北が8年ぶりに栄冠をつかんだ。柔道は個人戦が行われ、男子81キロ級の五十嵐勁太(羽黒)が3連覇した。

圧勝の裏に個々の成長

 レスリング団体の山形商は3戦全勝で、連覇が途絶えた前回大会の雪辱を果たした。他と比べて選手層は厚く、「誰が出てもポイントゲッターになれる」と芦野茂美監督。実績のある重量3階級を軸に、全国総体への出場権を手にした。

 7階級の勝敗で競う4校総当たり戦。山商と昨年覇者の米工との一戦は、80キロ級が最も見応えのある攻防戦となった。2年生の石山大凱(だいや)が東北新人大会決勝で敗れた米工の鈴木爽元(そうが)と対戦。石山は押し込まれる場面にも巧みに相手の体勢を崩して加点、「新しく身に付けた技が決め手になった」。終盤まで息つく間のない競り合いが続いたが、わずかなポイント差で判定勝ちした。唯一全階級の選手をそろえて他校を圧倒した中にも、全国へ通じる個々の成長があった。

 前回、連覇が8でストップし、全国総体出場がかなわなかった。その無念さを糧に、3月の全国選抜大会で8強入りした。石山や71キロ級の叶知紘に加え、チームの大黒柱となる125キロ級の主将篠村紘人は「選抜大会以上の結果を出したい」。2017年の南東北インターハイ以来の入賞を目標に掲げた。