『Planet Football』は、「2015年にGazzetta dello Sportが選んだ20歳以下の選手TOP50は、今どうなっているのか」という記事を掲載した。
あれから4年。期待されたスター候補生はどのようなキャリアを歩んでいるのだろうか?
50位:ジャン=ケヴィン・オーギュスタン(フランス)
当時所属:PSG
現所属:RBライプツィヒ
評価:B
PSGで超期待のストライカーとしてデビューした。今も期待だけは残っているが微妙である。
49位:ラースロー・ベーネス(ハンガリー)
当時所属:ジリナ
現所属:ホルシュタイン・キール
評価:C
ハンガリーの超新星と言われたMF。2016年にボルシアMGに移籍したが、それからどうも鳴かず飛ばず。
48位:ダニ・セバージョス(スペイン)
当時所属:ベティス
現所属:レアル・マドリー
評価:A
2017年にベティスからレアル・マドリーへステップアップ。今夏はどうなるか不透明なところだが、そこそこ活躍中。
47位:イ・スンウ(韓国)
当時所属:バルセロナB
現所属:エラス・ヴェローナ
評価:C
バルセロナのBチームで輝きを見せた韓国のヤングスター。2017年にエラス・ヴェローナに移籍し、今季はセリエBで23試合に出場。
46位:レオン・ベイリー(ジャマイカ)
当時所属:ヘンク
現所属:レヴァークーゼン
評価:S
2017年にヘンクからレヴァークーゼンに移籍。2017-18シーズンはまさにマッシブな活躍を見せた。今季も主力として5ゴールを奪取。
45位:ロドリゴ・ベンタンクール(ウルグアイ)
当時所属:ボカ・ジュニオルス
現所属:ユヴェントス
評価:S
ユヴェントスでついに今季ポジションを奪取し、31試合に出場した。ウルグアイの俊英は成長を重ねている。
44位:レナト・サンシェズ(ポルトガル)
当時所属:ベンフィカ
現所属:バイエルン
評価:A
このリストに入った後、ポルトガル代表でEUROを制覇するという偉業を成し遂げた。10代にして大きな成功を収めたが、その後バイエルンで行方不明になりかけている。
43位:ジェイソン・バルガス(チリ)
当時所属:ウニベルシダ・カトリカ
現所属:ウニベルシダ・カトリカ
評価:C
エストゥディアンテス、そしてモントリオール・インパクトで挑戦したが成功できず。
42位:アマドゥ・ディアワラ(ギニア)
当時所属:ボローニャ
現所属:ナポリ
評価:A
この年サンマリノからボローニャへ引き抜かれたディアワラ。1年後にはナポリに引き抜かれ、今季は13試合に出場しているが、終盤は怪我に泣いた。
41位:オリヴィエ・エンチャム(フランス)
当時所属:マンチェスター・シティ
現所属:セルティック
評価:A
シティのユースに所属していたエンチャム。ジェノアに貸し出されたあとにセルティックへ移籍した。今季は16試合出場3ゴール。
40位:ブレンダン・ギャロウェイ(イングランド)
当時所属:エヴァートン
現所属:エヴァートン
評価:C
MKドンズからエヴァートンに引き抜かれ、2015-16シーズンは15試合に出場。しかしそれからは全く存在感がなく、今季はリザーブで過ごした。
39位:ウスマヌ・デンベレ(フランス)
当時所属:レンヌ
現所属:バルセロナ
評価:S
ドルトムントからバルセロナへの移籍金1億4700万ユーロ。それ以外に説明はいらない。
38位:ジョバンニ・ロ・セルソ(アルゼンチン)
当時所属:ロサリオ・セントラル
現所属:ベティス
評価:A
後にパリ・サンジェルマンで存在感を発揮し、今季ベティスで大活躍。ステップダウンかと思われたが、出場機会の多さがむしろ成長の助けに。
37位:アンドレアス・クリステンセン(デンマーク)
当時所属:ボルシアMG(チェルシーからのローン)
現所属:チェルシー
評価:A
今季はマウリツィオ・サッリ監督に起用されなかったが、戦術さえ合えばプレミアリーグでも有数のセンターバックに。
36位:ケレチ・イヘアナチョ(ナイジェリア)
当時所属:マンチェスター・シティ
現所属:レスター・シティ
評価:B
シティでのスーパーサブとしての活躍は非常に印象的だった。しかし、レスターに来てからはどうしてこう…。
35位:ヴィクトル・コヴァレンコ(ウクライナ)
当時所属:シャフタール
現所属:シャフタール
評価:B
ウクライナ代表として20capを獲得。シャフタールで継続的に出場している。
34位:アルバン・ラフォン(フランス)
当時所属:トゥールーズ
現所属:フィオレンティーナ
評価:A
世界でもナンバーワンクラスの若手守護神。GK王国イタリアのフィオレンティーナでもすぐにポジションを奪取した。
33位:マルコ・アセンシオ(スペイン)
当時所属:エスパニョール(レアル・マドリーからのローン)
現所属:レアル・マドリー
評価:A
今季クリスティアーノ・ロナウドが抜けたことで大きな期待を受けたが、シーズン1ゴールと期待を裏切った。とはいえ30試合に出場するなど主力の一人ではある。
32位:ミロト・ラシツァ(コソヴォ)
当時所属:フィテッセ
現所属:ブレーメン
評価:A
今季はブレーメンで26試合9得点の活躍。アルバニア代表からコソヴォ代表に鞍替えした貴重なアタッカーだ。
31位:アントニオ・サナブリア(パラグアイ)
当時所属:スポルティング・ヒホン(ローマからのローン)
現所属:ジェノア(ベティスからのローン)
評価:A
23歳にしてジャーニーマンになっているが、どこのクラブでもそれなりの結果を残している。今季はセリエAで3ゴール、リーガで2ゴール。
30位:ゲディオン・ゼラレム(アメリカ)
当時所属:レンジャーズ(アーセナルからのローン)
現所属:スポーティング・カンザスシティ
評価:C
エチオピアの両親の下ドイツで生まれ、アメリカで育ち、イギリスでデビューしたという国際的な選手。残念ながらまだおおよそ未知数の存在。
29位:ボルハ・マジョラル(スペイン)
当時所属:レアル・マドリー
現所属:レバンテ(レアル・マドリーからのローン)
評価:A
一応まだレアル・マドリーの選手。今季はレバンテでレギュラーとしてプレーし、29試合で3ゴール2アシストを決めた。
28位:アブドゥ・ディアロ(フランス)
当時所属:モナコ
現所属:ドルトムント
評価:A
モナコからズルテ・ワレヘムにローンされ、その後マインツへ。今季はボルシア・ドルトムントで22試合に出場した。
27位:ゴンサロ・ゲデス(ポルトガル)
当時所属:ベンフィカ
現所属:バレンシア
評価:A
「NEXTロナウド」と呼ばれた万能アタッカー。ベンフィカからPSGに移籍したが成功できず、バレンシアへ。リーガでは有力なアタッカーの一人に。
26位:アダルベルト・ペニャランダ(ベネズエラ)
当時所属:ウディネーゼ
現所属:ワトフォード
評価:B
ベネズエラの天才アタッカーと評価された。欧州への進出後は全然と言っていいほどパッとしない。
25位:リハイロ・ジヴコヴィッチ(オランダ)
当時所属:ウィレムII(アヤックスからのローン)
現所属:長春亜泰
評価:B
フローニンゲンで若くして大活躍し、アヤックスにステップアップしたジヴコヴィッチ。22歳にして中国へ。
24位:セバスティアン・ドリウッシ(アルゼンチン)
当時所属:リーベル・プレート
現所属:ゼニト
評価:A
リーベルで若くして出場を重ねたストライカー。2016-17シーズンに17ゴールを決め、ロシアのゼニトに引き抜かれた。
23位:ユリアン・ブラント(ドイツ)
当時所属:レヴァークーゼン
現所属:レヴァークーゼン(ドルトムントへの移籍が決定済)
評価:A
ユルゲン・クロップが愛したというブラント。ボルシア・ドルトムントの方に行った。
22位:ドミニク・ソランケ(イングランド)
当時所属:フィテッセ(チェルシーからのローン)
現所属:ボーンマス
評価:B
チェルシーでは一試合も出られなかったが、2017年にリヴァプールへ移籍。最初は少しインパクトがあったが失速し、今季途中でボーンマスへ。
21位:リーシェトリー・バズール(オランダ)
当時所属:アヤックス
現所属:ユトレヒト(ヴォルフスブルクからのローン)
評価:B
一時期は強烈な評価を受けていたバズール。アヤックスでのプレーは非常に印象的だったが、ヴォルフスブルクでは活躍できず。今季はユトレヒトに貸し出された。
20位:マルコ・グルイッチ(セルビア)
当時所属:ツルヴェナ・ズヴェズダ
現所属:ヘルタ・ベルリン(リヴァプールからのローン)
評価:B
2016年にリヴァプールへやってきてからはローン生活が続く。今季はヘルタ・ベルリンで22試合に出場して5ゴールを決め、ようやく成長の兆し。
19位:マルティン・ウーデゴール(ノルウェー)
当時所属:レアル・マドリー
現所属:フィテッセ(レアル・マドリーからのローン)
評価:A
15歳でノルウェーリーグにデビューし「世界最高の若手」と呼ばれたウーデゴール。そのインパクトほどではなくなったが、オランダで今季31試合に出場し8ゴールを決めている。
18位:ガブリエウ・ジェズス(ブラジル)
当時所属:パウメイラス
現所属:マンチェスター・シティ
評価:S
セルヒオ・アグエロがいるために常にレギュラーというわけには行かないが、マンチェスター・シティの点取り屋として活躍中。今季は限定された出場機会のなかで7ゴール。
17位:アンドリヤ・ジヴコヴィッチ(セルビア)
当時所属:パルチザン
現所属:ベンフィカ
評価:B
セルビア代表とパルチザンで最年少キャプテンになったジヴコヴィッチ。現在はベンフィカに所属しているが、それほど活躍できておらず。
16位:リース・オックスフォード(イングランド)
当時所属:ウェストハム
現所属:アウクスブルク(ウェストハムからのローン)
評価:C
16歳でプレミアリーグにデビューし大きな話題をさらったオックスフォード。ところがそこから低空飛行が続き、あまり結果を残せないままローン生活を送っている。
15位:アルマミ・トゥレ(フランス)
当時所属:モナコ
現所属:フランクフルト
評価:B
モナコで若くして右サイドバックのレギュラーを務めたこともあるトゥレ。だがその後は失速し、今季はフランクフルトに移籍したが怪我に苦しんだ。
14位:アンテ・チョリッチ(クロアチア)
当時所属:ディナモ・ザグレブ
現所属:ローマ
評価:C
クロアチアのメッシとも呼ばれた天才アタッカーは、昨年ローマに移籍してからほとんど見られる機会がない。
13位:ダニーロ・バルボーザ(ブラジル)
当時所属:ブラガ
現所属:ニース
評価:B
10代でブラガの中盤に定着した守備的MF。しかしバレンシア、ベンフィカ、スタンダールへのローンで成功できず、今季はニースへ22試合に出場。
12位:ガブリエウ・バルボーザ(ブラジル)
当時所属:サントス
現所属:フラメンゴ(インテルからのローン)
評価:A
リオ五輪での活躍でインテルに引き抜かれた「ガビゴウ」、欧州ではサッパリだった。ブラジルに戻ってからはサントス、フラメンゴで活躍している。
11位:マフムード・ダフード(ドイツ)
当時所属:ボルシアMG
現所属:ボルシア・ドルトムント
評価:A
シリア生まれのドイツ人MF。ボルシアMGで大活躍し、2017年夏にドルトムントに移籍した。若干今季は失速気味で出場機会が乏しかった。
10位:ケネジ(ブラジル)
当時所属:チェルシー
現所属:ニューカッスル(チェルシーからのローン)
評価:A
チェルシーではほとんど出られなかったケネジであるが、ニューカッスルへのローン移籍でようやくプレー時間を得た。今季は25試合出場でキャリアハイに。
9位:ジェルソン(ブラジル)
当時所属:フルミネンセ
現所属:フィオレンティーナ(ローマからのローン)
評価:A
「NEXTポグバ」と呼ばれたブラジルのMF。2016年にローマが獲得し、今季はローン先のフィオレンティーナで36試合に出場する活躍を見せた。
8位:デル・アリ(イングランド)
当時所属:MKドンズ(トッテナムからのローン)
現所属:トッテナム
評価:S
今季は少し怪我に悩まされたが、それでも25試合で5ゴール。トッテナムの躍進に彼は欠かせなかった。
7位:ルーベン・ネヴェス(ポルトガル)
当時所属:ポルト
現所属:ウォルヴァーハンプトン
評価:S
このリストが公開された2015年には、彼がウォルヴァーハンプトンに入ると予想する人は誰もいなかっただろう。
6位:アレン・ハリロヴィッチ(クロアチア)
当時所属:バルセロナ
現所属:スタンダール(ミランからのローン)
評価:C
2014年にバルセロナ加入。それからヒホンへのローンを経てハンブルガーSVへ。ラス・パルマスへのローンを経てミランへ。そしてスタンダールへのローンを経て…。
5位:ブリール・エンボロ(スイス)
当時所属:バーゼル
現所属:シャルケ
評価:B
バーゼルで柿谷曜一朗らとともにプレーしていたころのインパクトは…。怪我もあって、シャルケでは3年で12得点にとどまっている。
4位:ジャンルイージ・ドンナルンマ(イタリア)
当時所属:ミラン
現所属:ミラン
評価:S
問題は代理人が厄介なことだけだ。
3位:ユーリ・ティーレマンス(ベルギー)
当時所属:アンデルレヒト
現所属:レスター・シティ(モナコからのローン)
評価:A
ビッグクラブでプレーすることを予想できる選手だったが、まだそこに行き着いていない。もう少しいいタイミングでモナコに加入できていたら…。
2位:ルロイ・サネ(ドイツ)
当時所属:シャルケ
現所属:マンチェスター・シティ
評価:S
グアルディオラ監督が絶対的な信頼をおいているかどうかはともかく、彼は素晴らしい選手に成長した。
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1位:キングスレイ・コマン(フランス)
当時所属:ユヴェントス
現所属:バイエルン
評価:S
まだ22歳ながら、フランス、イタリア、ドイツでリーグ優勝を経験。怪我さえなければ一流ウイング。来季はロベリー退団で重要な存在に。