メクル第374号 コナンに会いに鳥取・北栄町へ 漫画「名探偵コナン」作者 青山剛昌さんの出身地

コナン君の像=JR由良駅

 長崎市出島町の県美術(びじゅつ)館で29日から「名探偵(たんてい)コナン科学捜査展(そうさてん)~真実への推理(アブダクション)~」(長崎新聞社など主催(しゅさい))が始まるばい! ワクワクするね♪ メクるんは待ち切れなくて、江戸川(えどがわ)コナンゆかりの鳥取(とっとり)県に行ってきたばい。

■青山剛昌ふるさと館 アニメ、映画の複製原画ずらり

 北栄(ほくえい)町は、東西に長い鳥取(とっとり)県のちょうど真ん中あたり。漫画(まんが)「名探偵(たんてい)コナン」の作者、青山剛昌(あおやまごうしょう)さんの出身地なんだ。2007年設立(せつりつ)の「青山剛昌ふるさと館」のあるとばい。

大型連休は大勢の人でにぎわっていた青山剛昌ふるさと館=鳥取県北栄町

 子どものころの写真や作品の展示(てんじ)コーナーでは、原点に触(ふ)れられる。小学校の卒業文集には「私立探偵専門(しりつたんていせんもん)の漫画家になるのが夢(ゆめ)」って書いてあって、まさに有言実行!
 館内には、アニメや映画(えいが)の複製(ふくせい)原画もずらり。仕事部屋を再現(さいげん)したコーナーでは、みんなが先生になりきって記念撮影(さつえい)しとった。家族で来ていた島根県松江(まつえ)市立湖東(ことう)中1年の宇山幸汰(うやまこうた)さん(12)は「出来上がる前の原画を見てすごいと思った」と笑顔だったよ。
 「ターボエンジン付スケートボード」のアトラクションも大人気。世界25カ国以上の国や地域(ちいき)で発刊(はっかん)されている単行本の展示には圧倒(あっとう)されたばい。

ターボエンジン付スケートボードのアトラクションは大人気!

■コナン通り

 北栄町内を歩くと、たくさんのコナンに会えたばい。ふるさと館に一番近いJR由良(ゆら)駅の愛称(あいしょう)は「コナン駅」。駅前には大きなコナン像(ぞう)があるよ。

ふるさと館に一番近い駅の愛称は「コナン駅」

 駅からふるさと館までの約1.4キロの道は「コナン通り」と言うとって。周辺にはコナンのオブジェが23体、コナンが描(えが)かれたマンホールが44カ所もあるっさ。探(さが)しながら歩くと楽しかね~♪
 由良川にかかるコナン大橋には、謎解(なぞと)きや海水浴姿(すがた)のブロンズ像が6体。近くには、コナンになる前の高校生探偵(たんてい)・工藤新一(くどうしんいち)の像もあって貴重(きちょう)ばい。毛利小五郎(もうりこごろう)になりすまして事件(じけん)を解決(かいけつ)するシーンのオブジェのそばでは、みんなが姿をまねして写真に収(おさ)めとったよ。

毛利小五郎になりすまして事件を解決する名シーンのオブジェ

■鳥取砂丘コナン空港/鳥取市

 北栄町から東に40キロ行ったところにある鳥取砂丘(さきゅう)コナン空港(鳥取市)。ここでも、たくさんのコナンや人気キャラクターが出むかえてくれたばい。

話題のスポットがたくさんある鳥取砂丘コナン空港=鳥取市湖山町西4丁目

 コナンと蘭(らん)のシンボルオブジェのほか、私立探偵(しりつたんてい)・安室透(あむろとおる)や怪盗(かいとう)キッドのフィギュアも。「喫茶(きっさ)ポアロ」も再現(さいげん)されていたよ。これは長崎の科学捜査展(そうさてん)でも再現されるんだって。特大のトリックアートは、まるでコナンと一緒(いっしょ)にラクダに乗っている気分を味わえたっさね。

空港ではコナンと蘭がお出むかえ

 家族で遊びに来ていた愛媛(えひめ)県新居浜(にいはま)市立神郷(こうざと)小5年の伊東晃輝(いとうこうき)君(10)と弟の遥輝(はるき)ちゃん(6)は「アニメのコナンを見てる。トリックアートが不思議だった」。実は、お母さんが一番のコナン好きだそうで「長崎は行ったことがないから、コナン展も合わせて行ってみたい」と話してくれたばい。ぜひ、待っとるよ~。
 空港内で人気の「ナゾ解(と)きラリー」。長崎の科学捜査展でも、なぞ解きが企画(きかく)されているから、探偵手帳を手にみんな挑戦(ちょうせん)してみてね♪

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