「べしゃり暮らし」に駿河太郎&尾上寛之! 実力派漫才コンビ役で出演

7月からテレビ朝日系でスタートする青春ドラマ「べしゃり暮らし」(土曜午後11:15、開始日未定)に、駿河太郎と尾上寛之が漫才コンビ役で出演する。

同作は人を笑わせることが大好きで、笑わせるためなら命懸けで何でもやる“学園の爆笑王”こと上妻圭右(間宮祥太朗)と、高校生ながら元プロの芸人・辻本潤(渡辺大知)の成長と葛藤を描く青春ドラマ。駿河と尾上が演じるのは、原作でも人気のキャラクター、プロの漫才コンビ「デジタルきんぎょ」(通称:デジきん)で、コンビのボケを担当する金本浩史役を駿河が、ツッコミを担当する藤川則夫役を尾上が演じる。デジタルきんぎょは実力、人気ともに若手トップクラスだがプライベートでは確執を抱えている複雑な関係で、主人公・圭右や辻本にも大きな影響を与える重要な登場人物となる。

金本を演じる駿河は「金本は愛のある人です。でも第一印象が恐いので、僕なりに恐いイメージを作っていったんです。そうしたら演出の劇団ひとりさんに恐すぎると言われてしまいました(笑)。僕は元々“格闘家顔”なので見た目は恐いですが、性格は原作よりもう少し柔らかくなっていると思います」と役作りを明かす。そして、相方となる尾上については「相方役が尾上さんだと知って、ほっとしました。以前ドラマで共演して芸達者なのは分かっていたので、アドリブを言ってもなんとかしてくれるだろう、とにかく尾上さんについて行こうと思いました(笑)。もちろん緊張はありますが、尾上さんから安心感をもらい、楽しんでやっています」と早くもコンビらしい関係性ができてきているようだ。

また、漫才シーンの撮影では「僕たちの演じるデジタルきんぎょは、若手でも抜きんでているコンビという役どころなので、落ち着きや佇まいに関して劇団ひとりさんもかなり気を配られていました。その説得力を出すために、尾上さんと2人でとにかく練習をしました。それでも自分で漫才をやるのは慣れません。脇汗がヤバイです。えらいところに手を出してしまったと感じています。このプレッシャーを毎回感じながらネタを披露している芸人さんたちは本当にすごいですね」と、これまでにないタイプの緊張感に悪戦苦闘の様子。

一方、相方の藤川を演じる尾上は「駿河さんとは以前ドラマで共演して以来、親交があるのですが、初めて一緒に飲みに行って酔っぱらった駿河さんが、『めっちゃうまいもんおごるわ』と、コンビニでお父さん(笑福亭鶴瓶)の麦茶を買ってくれたんです(笑)。あの時は、お父さんとの仲の良さを感じました。懐が深く、包み込んでくれるような存在なので、本当に(相方が駿河さんで)良かったと思いました。今回も、一緒に演じながらとても楽しい時間を過ごしています」と駿河との仲の良さを語った。そんな2人での漫才シーンだが、なかなか慣れないと言う。「劇団ひとりさんに見ていただきながら、めちゃくちゃ練習しましたが、ステージに立つたび脚がガクガクします。駿河さんと2人で、1回やってしまえば落ち着くだろうと話していたんですが、実際には逆で、余計に緊張するようになりました。僕たちは、ドラマの撮影なのでやり直しもできますが、1回しかチャンスのない中でやっている芸人さんたちは本当にすごいと尊敬します」と、こちらも慣れない中で模索を続けている様子だった。

さらに尾上は、原作に合わせて体重の増量にチャレンジ。「原作の藤川は芸人としての道を切り開くために体重を20キロ増やすんです。だから僕も太りたくて、オファーを受けてからひたすら食べ、短い期間でしたが、なんとか増量して少しでも近づけるようにしました」と本作にかける役者魂を見せつけた。

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