「もみ冬」に桝太一アナがAIロボットの声で出演。「軽く上から目線で生意気に…」

日本テレビ系で6月29日放送のスペシャルドラマ「もみ消して冬 2019夏~夏でも寒くて死にそうです~」(午後9:00)で、同局の桝太一アナウンサーがAIロボット役の声を演じることが分かった。桝アナは「『人気ドラマに出させてもらえる!』という喜びと、『AI役ってなんだ?』という疑問が混在していましたが、(声の出演だけで)顔は出ないということが分かり、ちょっと複雑な気分になりましたが全力で演じました」と意気込みを明かしている。

同ドラマは2018年1月期に放送された連続ドラマ「もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~」の続編で、北沢家の次男で元エリート警察官の秀作(山田涼介)を主人公に、長男の医者・博文(小澤征悦)、長女の弁護士・知晶(波瑠)の3きょうだいが、家族がしでかした不祥事を全力でなかったことにするコメディー。今作では「AI天才外科医」として凱旋(がいせん)帰国した博文が北沢家に「AIケンジ」と妹の「AIサユリ」を持ち込み、家族が大混乱するストーリーを中心に描かれる。

桝が演じるのは博文が北沢家に持ち込む「AIケンジ」の声で、人間の質問に答えたり、作業をアシストするシーンの収録を終え、桝は「AIってこんな気分なのかなと。アナウンサーとして、なかなか人から質問されるということがあまりないもので、いつものテンションとは違う自分になってしまったなと思います。人に頼られているという感覚があって、軽く上から目線というか、少し生意気になってしまったかもしれません」と苦笑い。

また、「ケンジはAIなので、日本語以外の言語も話せるという設定で、英語で会話をするシーンがあるのですが、大変苦労しました。最近はアナウンサーは英語くらい話せて当然みたいな空気がありますが、私、日本語以外は全く話せません。横でネイティブの方に付いていただき、指導を受けながら練りに練った発音を収録しましたが、ぜひ放送を聞いて判断していただければ幸いです。これが昭和受験英語の弊害です」と英語シーンに苦労したことも告白。そして、「今回、AIという時代を象徴するような存在が、まさに物語のカギを握っていきます。近い将来、本当にこんなことが現実に起こるのではないかという気持ちでご覧いただけたらと思います」とドラマの見どころをアピールしている。

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