ロアッソ、チーム新記録の6連勝 C大阪U-23に3-2

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【熊本-C大阪U-23】後半19分、相手選手とボールを競り合う熊本の中原=えがお健康スタジアム(後藤仁孝)

 明治安田J3第11節最終日は9日、えがお健康スタジアムなどで8試合を行った。ロアッソ熊本は5位のC大阪U-23に3-2で逆転勝ちし、首位をキープ。リーグでの連勝をJ参入後のチーム新記録の6に伸ばした。

●パス回し徹底、2点差逆転

 チームの“進化”を示す逆転劇だった。

 熊本は前半24分までに自陣でのパスミスが失点につながり0-2とされた。しかし、失敗を恐れず後方からボールをつなぎ続け、9試合ぶりに先発したMF中原輝の2得点に絡む活躍もあり3-2で6連勝。渋谷洋樹監督は「もし(パスをつなぐことを)やめていたら0-2で終わっていた。選手たちはイメージを共有しボールを回してくれた」とたたえた。

 進化の象徴は前半43分の3点目だ。自陣右奥のスローインから逆の左サイドに展開。いったんGK山本海人に戻して攻撃を組み立て直し、右サイドの中原がドリブルで切り込み放ったシュートのこぼれ球を、FW北村知也が押し込んだ。

 つないだパスは20本以上。中原は「チームが目指している(自陣からパスを回す)部分と、自分の得意なカットインからのシュートが出せた」と笑顔を見せた。

 これまでは、4アシストのDF高瀬優孝ら左サイドの選手が起点となり得点を重ねる場面が目立った。渋谷監督は右サイドの攻撃力アップも狙い、突破力とキープ力がある中原を起用。再三好機をつくって熊本に新たなオプションをもたらし、「輝が入ってゲームが活性化した」と指揮官を喜ばせた。

 「惜しいシュートだけではだめ。次の試合で点を奪えるよう日々トレーニングに励む」と中原。さらなる飛躍を誓う大卒ルーキーは、「成長しながら勝ち続ける」というクラブの目標を体現する。(植山茂)

(2019年6月11日付 熊本日日新聞朝刊掲載)