令和は「これからの日本にふさわしい元号」 万葉集テーマに実践女子大学で公開講座

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新元号「令和」の出典となった「万葉集」から元号の由来やその表現世界を学ぶ公開講座「梅花の宴と筑紫歌壇-文雅の創造-」が2019年5月26日、実践女子大学渋谷キャンパス(東京都渋谷区)で開かれた。講師は、万葉集を中心とした日本の上代文学(奈良時代以前の文学)の研究を専門とする池田三枝子文学部国文学科教授(文学部長)。

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万葉集は現存する日本最古の和歌集で、日本の古典由来の元号は確認される限り初めて。講演では新元号の典拠となった「梅花歌三十二首 并せて序」について、奈良時代の貴族で「梅花の宴」の主催者作者である大伴旅人が梅花歌に込めた思いや、梅花歌の作品の中に広がる世界観などを分かりやすく解説した。池田教授は新元号の引用元の「梅花歌三十二首 并せて序」について「漢文学と和歌を融合させた新しい文雅の創造への意志文芸の境地を看取することができる」と指摘。新境地とこれからの日本の進むべき方向性それぞれの創造とをダブらせ、「新元号の令和は、経済的発展だけでなく文化的にも発展していかなければならない新しい日本にとり、ふさわしい元号だ」と語った。本講座は実践女子学園の創立120周年記念特別プログラムの一環として開催され、約100人が聴講した。参考:

【実践女子大学】新元号「令和」出典の『万葉集』をテーマとした公開講座「梅花の宴と筑紫歌壇 —文雅の創造—」を開催します