ノーベル平和賞受賞のナディア・ムラド氏が「ライダイハンのための正義」とともに像を公開

ノーベル平和賞受賞のナディア・ムラド氏が「ライダイハンのための正義」とともに像を公開

AsiaNet 79007 (0977)

【ロンドン2019年5月31日 PR Newswire=共同通信JBN】
*ノーベル平和賞受賞者のナディア・ムラド氏は6月11日、性暴力の被害者にちなんだ像を公開する

ノーベル平和賞受賞者のナディア・ムラド氏は2019年6月11日の午後6時30分、ウエストミンスター近くのチャーチハウスで、性暴力のすべての被害者への敬意を示す像を披露する。この歴史的な催しの一環として、ムラド氏とともに英議会のVIPゲストも参加する。

2018年ノーベル平和賞受賞者のナディア・ムラド氏は次のように述べた。
「私は、認知と正義を求めるベトナムにおける性暴力の被害者の、このほどの取り組みを支援する。私は6月11日に被害者と会い、その物語を直接聞くことを期待している」

英国の元外相でJLDH(Justice for Lai Dai Han、ライダイハンのための正義)の国際アンバサダー、ジャック・ストロー氏は次のように述べた。
「JLDHの像は性暴力の被害者のすべて、とりわけ認知を求めてあまりにも長い間叫び続けてきたライダイハンとその母親にとってふさわしい。この性暴力の被害者たちは、あまりにも長く社会から忘れられ、見捨てられてきたのだ」

▽ライダイハンについて
「ライダイハン」とはベトナム戦争で韓国軍兵士に性的暴行を受けたとされるベトナム人女性の何万人もの子どもたちのこと。1964年から1973年の間に、約32万人の韓国軍兵士がベトナムに配置され、米国と共に戦った。

ライダイハンのための正義はこうした被害者とその子どもたちに発言力を与え、韓国が大規模なレイプと性的暴力の申し立てを認め、調査するためのキャンペーンを行う。

ライダイハンのための正義は政策立案者、作家、アーティストと協力し、ライダイハンとその家族のための募金活動とともに、この不正義が最終的に認識されるよう取り組んでいる。

ライダイハンのための正義の取り組みは、世間の認識を高め、政治的指導者やコミュニティーの指導者が性的暴力の被害者と関わり合い、彼らの苦しみを直接理解し、ライダイハンを永遠に思い出させるものとしてパブリックアートを創造しようと務めている。

www.laidaihanjustice.org

ソース:Justice for Lai Dai Han (JLDH)