〔桜島〕山体膨張と考えられるわずかな地殻変動を観測、噴火警戒レベル3(入山規制)継続(6/11)

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福岡管区気象台・鹿児島地方気象台は11日14:00、「桜島 火山の状況に関する解説情報 第47号」を発表しました。なお、14:31頃には南岳山頂火口で、5月23日以来となる噴火が発生し、噴煙は火口縁上2000mで上昇中です。

鹿児島県の桜島では、11日05:00頃から山体の膨張と考えられるわずかな地殻変動が観測されています。火山性地震は少ない状態で経過していて、火山性微動は発生していません。GNSS連続観測では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部の膨張を示す基線の伸びは、わずかながら継続しています。
桜島の噴火活動は低調な状態ですが、今後、南岳山頂火口及び昭和火口から1kmを超えて飛散する大きな噴石や小規模な火砕流を伴う噴火が発生するおそれがあります。
気象庁は噴火警戒レベル3(入山規制)を継続し、南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒するよう呼びかけています。
風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

【噴火警戒レベルと対応】●=現在の桜島の噴火警戒レベル
・レベル5(避難)  :危険な居住地域からの避難等が必要。
・レベル4(避難準備):警戒が必要な居住地域での避難の準備、要配慮者の避難等が必要。
●レベル3(入山規制):登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制等。状況に応じて要配慮者の避難準備等。
・レベル2(火口周辺規制)     :火口周辺への立入規制等。
・レベル1(活火山であることに留意):状況に応じて火口内への立入規制等。