スターウッド・キャピタル・グループはJR九州の次回定時株主総会におけるファー・ツリーの株主提案を支持し、賛成の投票をする意向を示しました

スターウッド・キャピタル・グループはJR九州の次回定時株主総会におけるファー・ツリーの株主提案を支持

スターウッド・キャピタル・グループはJR九州の次回定時株主総会におけるファー・ツリーの株主提案を支持し、賛成の投票をする意向を示しました

AsiaNet 79160

【マイアミ、福岡発、 2019年6月11日】
不動産・エネルギー分野への投資を専門とする大手グローバル民間投資企業 Starwood Capital Group(以下「スターウッド」)は、本日、そのコントロールする関連会社が九州旅客鉄道株式会社(コード番号:9142 東証第一部、以下「JR九州」)の多数の株式を保有する株主の一人として、Fir Tree Partners(以下「ファー・ツリー」)が同社の次回定時株主総会(以下「次回株主総会」)において行った株主提案に関し、以下のコメントを発表しました。

スターウッドは、JR九州による鉄道事業の秀逸な運営及び価値の高い不動産のポートフォリオを作り上げたことを高く評価しています。世界各地で総額600億米ドルを超える不動産の所有及び管理・運営を行う事業者として、スターウッドは、博多区などに所在する非常に貴重な不動産の開発によりその価値を急上昇させたJR九州の経営陣の手腕に特に感銘を受けております。

スターウッドは、JR九州の経営陣に対する大きな敬意を抱きつつ同社との間で建設的な話し合いを進めて来ました。スターウッドは、JR九州が今後戦略的ステップをその一つ一つは控えめながらも確実に実行してゆくことにより、株主にとって多大な長期的価値を生み出すことができると考えています。

JR九州は高度に資本集約型の事業を数多く運営していますが、業務用の資金調達において未だごく僅かな借入額を大幅に上回る現金を保有しており、財務レバレッジが低すぎる状態にあります。同社経営陣は、同業者と比較して保守的なレバレッジ水準を維持しかつ鉄道事業の運営及び不動産ポートフォリオの拡充を目的とした重要な投資に必要となる資金を十分確保しつつも、自社株買いをすることにより株主の自己資本利益率を改善する好機に恵まれていると言えます。

日本の金利は世界的に見ても最低レベルにありますので、JR九州は低利率の借入れを利用して株主のために自己資本利益率の向上を図るべきです。JR九州は自社株買いをしても簡単に現在の信用格付けを維持できるとスターウッドは考えています。

JR九州の大株主に名を連ねるファー・ツリーは、次回株主総会において、10%の自社株買いの実施、取締役会のガバナンスの改善、株式報酬制度の導入並びに不動産業界及びコーポレートファイナンスに造詣の深い新独立取締役3名の指名を含む議案の提案を行っています。

ファー・ツリーの提案は、経営陣による監督の強化及びステークホルダーの利益の一致を目的とする日本のコーポレートガバナンス・コードの趣旨に沿ったものです。従って、スターウッドは、JR九州の株主、顧客及び従業員の利益の最大化に適っていると考え、ファー・ツリーの提案に賛成票を投じることを予定しています。

スターウッド・キャピタル・グループについて
スターウッドは、世界中の不動産、エネルギー関連インフラ及びオイル・ガスを主な投資対象とする民間投資企業です。スターウッドは、その関連会社も含め、世界13ヶ所の事業拠点で約4,000名の従業員が業務にあたっています。スターウッドは、1991年の設立以来、450億ドルを超える資本の調達を実現させており、現時点においては600億ドルを超える資産を管理しています。スターウッドは、世界各地において不動産のあらゆる分野に投資しており、リスク・報酬の動向・進化に合わせて資本蓄積の区分、地理的投資対象及び投資ポジションを便宜的にシフトさせています。当社及びその関連会社は27年間に渡って非公開市場や公開市場のいずれにおいても建設事業を含む投資戦略を成功させてきた実績を有しています。詳細はstarwoodcapital.com にてご覧いただけます。

本プレスリリースは、JR九州の取締役の選任を含む、同社の定時株主総会における提案事項に関し、その株主を代理して議決権を行使する権限をスターウッド、ファー・ツリー又はその他の第三者に対して付与することを提案するものではなく、そのように解釈されてはなりません。さらに、本プレスリリースは、その他の株主に対して、スターウッド、ファー・ツリー又はその他の第三者を自らの代理人と定め自らに代わってその議決権を行使する権利を付与することを提案し、奨励し、勧誘し又はこれを目指すものではなく、そのように理解されてはなりません。

Media Contacts:
Tom Johnson/Dan Scorpio
Abernathy MacGregor Group
(212) 371-5999
tbj@abmac.com / dps@abmac.com

(日本語リリース:クライアント提供)