きのう10日は、東京都心や横浜で日降水量が90ミリを超えるなど、東日本を中心に大雨となった所があった。湿った気流の影響を受けやすかった東日本の各地は、先月末から平年の降水量を上回っている所が多い。
一方、北日本と西日本は先月初めから1か月あまり雨が少なく、この状態は今後10日~2週間程度続くものとみられる。
農作物や水の管理等に、十分な注意が必要だ。
5月1日からの降水量 平年の3割程度となっている地点も
北日本と西日本は5月以来、低気圧や湿った空気の影響を受けにくかったため、降水量の少ない状態が続いている。5月1日からきのう6月10日までの降水量は、平年の30%程度に留まった地点もあった。
週末は雨の降る日がある予想だが、今後10日間ほどは、少雨を解消するようなまとまった雨にはならない見込み。農作物や水の管理等に、十分な注意が必要となる。
5月1日~6月10日までの各地の降水量
<気象官署及び特別地域気象観測所>(平年比)速報値
青森 28.0ミリ(27%)
秋田 43.5ミリ(29%)
松江 79.0ミリ(49%)
松山 56.5ミリ(31%)
福岡 64.0ミリ(35%)
佐賀 73.0ミリ(28%)
長崎 122.0ミリ(51%)