少雨に関する情報 北・西日本は農作物や水の管理等に注意

5月14日-6月10日までの気温・降水量・日照時間(平年値との比較)出典=気象庁ホームページ

 きのう10日は、東京都心や横浜で日降水量が90ミリを超えるなど、東日本を中心に大雨となった所があった。湿った気流の影響を受けやすかった東日本の各地は、先月末から平年の降水量を上回っている所が多い。

 一方、北日本と西日本は先月初めから1か月あまり雨が少なく、この状態は今後10日~2週間程度続くものとみられる。
 農作物や水の管理等に、十分な注意が必要だ。

5月1日からの降水量 平年の3割程度となっている地点も

 北日本と西日本は5月以来、低気圧や湿った空気の影響を受けにくかったため、降水量の少ない状態が続いている。5月1日からきのう6月10日までの降水量は、平年の30%程度に留まった地点もあった。

 週末は雨の降る日がある予想だが、今後10日間ほどは、少雨を解消するようなまとまった雨にはならない見込み。農作物や水の管理等に、十分な注意が必要となる。

12日(水)からの週間天気予報

5月1日~6月10日までの各地の降水量

<気象官署及び特別地域気象観測所>(平年比)速報値
 青森 28.0ミリ(27%) 
 秋田 43.5ミリ(29%)
 松江 79.0ミリ(49%)
 松山 56.5ミリ(31%)
 福岡 64.0ミリ(35%)
 佐賀 73.0ミリ(28%)
 長崎 122.0ミリ(51%)

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