西日本の遅い梅雨入り

西日本の梅雨入りが遅れています。
6月14日~15日に本州南岸を低気圧が通過することで雨が降りますが、その後は晴れの日が続く予報で、この段階では梅雨入りにならない可能性があります。
梅雨入りが特定できなかった昭和38年を除くと、西日本で遅い梅雨入りは、昭和42年で、近畿は6月21日、九州北部は6月22日ですので、梅雨入りの遅い記録を更新するか、梅雨入りが特定できないかもしれません。
西日本各地は、水不足に注意が必要ですが、気になるデータもあります。
昭和42年は、梅雨入りが遅れて水不足でしたが、西日本を中心に「昭和42年7月豪雨」と呼ばれる大災害が発生しました。

気象予報士・饒村 曜

画像について:図 各地の10日間予報と最高気温

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