エンゼルス逆転勝利 代打の大谷が決勝のホームイン

【ドジャース3-5エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

エンゼルスは、先発のグリフィン・キャニングが2回表に3点を失ったものの、直後の2回裏にコール・カルフーンの14号ソロで1点を返し、7回裏にはマイク・トラウトが18号同点2ラン。そして8回裏に2点を勝ち越し、5対3でドジャースを破った。8回表の1イニングを無失点に抑えた3番手のタイ・バットリーが今季4勝目(2敗)、4番手のハンセル・ロブレスが同じく1回無失点で今季8セーブ目をマーク。ドジャースは先発の柳賢振(リュ・ヒョンジン)が6回1失点と好投したものの、リリーフ陣がことごとく失点し、逆転負けを喫した。

ベンチスタートとなったエンゼルスの大谷翔平は、3対3の同点で迎えた8回裏に「4番・指名打者」で先発出場したケバン・スミスの代打として登場。ドジャース4番手のジョー・ケリーから四球を選んで出塁した。一死後、ケリーの牽制悪送球で二塁へ進み、ブライアン・グッドウィンが敬遠されて一・二塁。ここでケリーの暴投により二・三塁とチャンスが広がり、ジョナサン・ルクロイが四球を選んで満塁となった。そして、ウィルフレッド・トバーの打球は三塁マックス・マンシーへのゴロとなったが、マンシーの本塁への送球が少し浮き、捕手ラッセル・マーティンの足がベースから離れたところへ三塁走者の大谷が生還。左手でベースに触り、これが決勝点となった。

エンゼルスのブラッド・オースマス監督は「翔平は走れる選手なんだ。あまり知られてないけど、彼は素晴らしいランナーなんだよ」と大谷の走塁を称賛。大谷の「快足」がチームに逆転勝利をもたらした。

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