山口智子が「ロンバケ」以来の月9、「監察医 朝顔」で上野樹里と初共演!

7月8日スタートのフジテレビ系連続ドラマ「監察医 朝顔」(月曜午後9:00)に、山口智子が23年ぶりに“月9”出演する。山口は「『監察医 朝顔』と『ロングバケーション』はドラマのテイストは違いますが、“月9”という言葉には、離れていた時間を感じさせない、幼なじみに再会したような、正月に実家に帰ったような(笑)、ほっとする親近感を覚えます」と久々の古巣復帰をうれしそうに語った。

同作は同名漫画を原作に、主人公の新米法医学者・万木朝顔(上野樹里)が誰よりも懸命に、そして真摯(しんし)に遺体に向き合い、遺体が最後に伝えたかった思いを明らかにしていくヒューマンドラマ。山口が演じるのは、朝顔(上野)が勤める「興雲大学」の法医学教室の主任教授・夏目茶子。法医学の権威で、どんな遺体を前にしても冷静沈着でありながら、その言動は自由奔放で神出鬼没、年齢不詳で謎多き女性という役どころだ。朝顔の一番の理解者であり、朝顔にとっては法医学者を目指すきっかけにもなった人物。さらに、朝顔の父・平(時任三郎)とも長年の親交を持ち、心強い姉のような存在だ。

山口は、木村拓哉とダブル主演した「ロングバケーション」以来23年ぶりに“月9”ドラマに出演するが、「去年、木村拓哉さんと22年ぶりに共演させていただいたのですが、まるで2分くらいしか時がたっていないような感じで(笑)」と気負いはないようで、「お話をいただいて原作をすぐに読んだのですが、今も色あせない、時代を越えた面白さを感じました。“死”というものに対峙(たいじ)することで、“生きる”力を強く再燃させていく。死が生を照らし出すテーマは、死から目を背けがちな現代社会において、とても大事な発信だと改めて思いました」と本作の印象を述べた。

また、山口は原作漫画の“茶子先生”のイラストに合わせ、髪を10センチ以上カット。「原作の茶子は、一見キノコの妖怪のような風貌で(笑)、超個性的で強烈な存在感です。死というものに日々向き合っているからこそ、人の100倍濃密に生きようとするたくましさと、今この一瞬を輝かせようとするバイタリティーは圧倒的です。太陽のように生命力の象徴のような茶子像を目指します」と役作りを明かした。

そして、初共演となる上野には「これまでの作品を拝見して、自分の心に正直な心(しん)の強さをお持ちの方だなと思っていました」と印象を明かし、「教授として朝顔の成長を見守る茶子ですが、ほどよく突き放し野生動物のようにサバイバルさせる厳しさと、世界を旅してきた広い視野とユニークな発言で朝顔を導く優しさがあります。自分自身の人生を、責任を持って味わい謳歌(おうか)して、若者たちを力強く先導してゆける先輩でありたい」と意気込んでいる。

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