「影喰イ」というヴィジュアル系バンドのアーティスト写真とMVが「不謹慎すぎる」と非難が殺到しています。先月、新宿で起きたホスト殺傷事件と酷似しすぎていて言い逃れできないレベルです。
ホストの男性を容疑者の女性がめった刺しにしたという、新宿で起きた衝撃的な事件。血だらけで倒れる男性と、その傍らで座り込みタバコを吸いながらどこかに電話をする容疑者の写真が、ネット上で拡散されたことも話題になりました。
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その写真と酷似したアーティスト写真を公開したのが、「影喰イ」というヴィジュアル系バンドでした。
バンドメンバー4人の足元にはなぜか血だらけで横たわる裸の男性と、血だらけで座り込む女性が写っていて、ネット上で拡散された新宿の事件の写真にそっくりです。
その写真がこちら。
それに加え「好きで好きで仕方なかった」という曲のMVには、女性が男性をめった刺しにするシーン、血だらけの女性がタバコを吸いながらスマホを耳に当ててるシーンなどがあり、新宿の事件を彷彿とさせます。
そもそも曲のタイトルである「好きで好きで仕方なかった」というのは、容疑者の女性が口にしたとされている言葉ですから、あの事件をなんの捻りもなくそのまま曲にしたのは間違いないでしょう。
関連リンク:影喰イの「好きで好きで仕方なかった」MV
影喰イに対してTwitterなどでは、
「例の殺人未遂事件のことを彷彿させるようなアー写やらMVを発表したみたいだけど内容が直接的で不謹慎すぎる」
「これは酷い」
「まじでない。頭悪すぎ。」
「炎上商法でしか認知して貰えないのは、アーティストとしてその程度って自分らで認めてるようなもん。」
「影喰イとかいうバンドの炎上商法、たまたま事件と重なったって言い訳は苦しいんじゃない」
「さすがに不謹慎すぎて笑えんぞ」
と非難が殺到していました。
中には「事件意識して作ったわけじゃないと思う」とファンの擁護コメントもありましたが、ここまで酷似した写真やMVで曲タイトルが「好きで好きで仕方なかった」ですから、「たまたま事件と重なった」なんて言い逃れは通用しないでしょう。
まだ事件から日がたっていない中で、このように事件を利用してしまう彼らには悪趣味以外の言葉が見つかりません。(文◎絹田たぬき)