プロデビューのハムドラ1吉田輝、3回は中軸を初の3者凡退に抑える快投 1点リード

1軍デビューを果たした日本ハム・吉田輝星【画像:(C)PLM】

勝ち越した直後のイニングで快投、3回まで63球も1失点

■日本ハム – 広島(交流戦・12日・札幌ドーム)

 日本ハムのドラフト1位ルーキー・吉田輝星投手が12日、本拠地・広島戦でプロデビューし、初回は1死満塁の大ピンチを背負うも無失点。2回に長野に同点打を浴びたものの、味方が勝ち越した直後の3回は再び無失点に抑えた。

 初回、先頭・長野には右前打を許すと、2番・菊池涼には粘られて10球目がボールで四球。続くバティスタはカーブで三ゴロも走者がそれぞれ進んで1死二、三塁。4番・鈴木には四球で、1死満塁の大ピンチを背負ったが、西川は140キロの直球で3球三振。磯村はカーブで三ゴロに仕留め、31球を要しながら無失点に抑えた。

 その裏、打線は大田が先制ソロ。援護をもらった吉田輝だが、2回は簡単に2アウトを奪った後、田中にはカーブをライト前に運ばれる。さらに、続く長野には直球を左中間に運ばれ、適時二塁打でプロ初失点。同点とされたものの、菊池涼は遊ゴロに仕留めて勝ち越しは許さなかった。

 打線はその裏の攻撃で西川の適時内野安打で1点を勝ち越し。吉田輝は3回、バティスタをカーブで遊直。石井の美技にも救われると、鈴木は直球で右飛。さらに、西川は直球で左飛とクリーンアップを相手にこの試合初めての3者凡退に抑えた。

 3回は10球に抑え、計63球。3安打2四球2奪三振で1失点という内容となっている。(Full-Count編集部)

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