【MLB】大谷の「完璧な落とし」!? “前田撃ち”弾丸7号の後に“シフト破り”の絶妙安打

本塁打を含む2安打と勝利に貢献したエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

地元メディアはポテンヒットも評価「完璧な場所に打球を落としました」

■エンゼルス 5-3 ドジャース(日本時間12日・アナハイム)

 エンゼルスの大谷翔平投手は11日(日本時間12日)、本拠地ドジャース戦に「3番・DH」でスタメン出場し、4打数2安打1打点1盗塁の活躍で2連勝に貢献した。初回の第1打席で前田健太投手から先制の7号ソロを放つと、7回の第4打席では右前打。“シフト破り”の一打に米専門家は「どこまでパーフェクトな落としなんだ!」と称賛している。

 初回2死。フルカウントの場面で、大谷は前田のスライダーを完璧に捉えた。ライトスタンドにライナーで飛び込む先制7号。飛距離416フィート(約126.7メートル)、打球速度108マイル(約173.8キロ)、打球角度21度、最高到達点60フィート(約18.3メートル)のロケット弾となったが、7回2死で迎えた第4打席には技ありの打撃を見せた。

 外角のボール球に反応。地元テレビ局「FOXスポーツ・ウエスト」の実況は「バットを伸ばした。ライト前にふらふらとフライが上がる。テイラー、ベリンジャー。どこまでパーフェクトな落としなんだ!」とまくしたてた。

 二塁手のテイラーがほぼライト前にシフトし、遊撃シーガーが二塁ベース付近、三塁手マンシーが遊撃付近と、完全に右寄りな“大谷シフト”だったが、ドジャースの守備の穴を完璧に突くヒットとなった。

 解説のエンゼルスOBの元投手、マーク・グビザ氏も「守備はセットアップされていました。ベリンジャーもライトにいましたから。オオタニは完璧な場所に打球を落としましたよ!」と称賛。名手ベリンジャー、テイラーもわずかに及ばなかった一撃。豪快なビッグフライと対照的な、絶妙すぎる技ありポテンヒットも地元メディアは評価していた。(Full-Count編集部)

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