6億9700万円黒字

室蘭信金昨年度決算、減収増益に

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 室蘭信用金庫(山田隆秀理事長)が12日発表した2018年度(平成30年度)決算は、売上高に当たる経常収益が43億1200万円で長引く低金利政策の影響などから前年度同期比8100万円減の減収となったが、最終的な利益を示す当期純利益は同6500万円増の6億9700万円の黒字を確保し、減収増益だった。

 経常利益は同6400万円増の9億9800万円。本業のもうけを示す業務純益は同100万円減の9億600万円。貸出金利息が同1億1千万円減の24億3400万円だったが、人件費や物件費1億2700万円の圧縮を進め、「前年度並みの収益を確保した」(室蘭信金総合企画部)。

 19年3月末の預金残高は一般・自治体向け預金が増え同34億円増の3468億9300万円。貸出金残高は事業資金などが好調だったが、金融機関と自治体への貸出金が減り同47億8600万円減の1501億2100万円。

 経営の健全性を示す自己資本比率は0・33ポイント減の22・51%。国際的に活動する銀行には8%以上、国内で活動する銀行には4%以上が求められているが、室蘭信金は国内水準の5・6倍を維持している。安定した資金源泉となる自己資本額は同6億5200万円増の332億1400万円。

 金融再生法に基づく不良債権額は同2億6千万円減の35億6100万円。不良債権比率は0・1ポイント減の2・36%。うち、担保・保証による回収見込み額と貸倒引当金を除く未保全額は同1100万円減の1億7400万円だった。室蘭信金は「十分な自己資本を有しており財務の健全性に問題はない」としている。

 マイナス金利や人口減少など金融業界全体に厳しい経営を強いられていることから、室蘭信金は原点となる「お客さまと地域に寄り添うことをより一層大切にし、全職員一丸となり経営内容の改善、強化、サービスの向上に努める」と話している。
(粟田純樹)

室蘭信金総代会 定款の一部改定

 室蘭信用金庫(山田隆秀理事長)は12日、室蘭市中央町の室蘭プリンスホテルで総代会を開き、2018年度(平成30年度)決算のほか、定款の一部改定などの議案4件を承認した。
(粟田純樹)