世界切手展が中国・武漢で開幕

世界切手展が中国・武漢で開幕

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【武漢(中国)2019年6月12日新華社=共同通信JBN】「郵趣の五輪」としても知られるCHINA 2019 FIP General World Stamp Exhibition(中国2019年FIP総合世界切手展)が11日、中国中部の都市、武漢で開幕し、新時代における中国初の大規模な国際的郵趣文化交流イベントとなった。

4683点の額入り切手を呼び物とするこのイベントには84カ国・地域の切手団体が集まった。

合計81人の国際的鑑定家と85人の国際的収集家が展示会に参加し、万国郵便連合の22加盟国の郵便代表が交流のため中国を訪れた。

展示会組織委員会ディレクターでもある中国の李小鵬・交通運輸相は、100年以上前の世界初の切手「Penny Black(ペニーブラック)」の誕生以来、切手は郵便料金支払い証明書としてだけではなく、人類の文明を表示し、優れた文化を広めるための重要なキャリアにもなったと語った。

李氏は、相互繁栄、平和と相互信頼、文化交流と生態学的相互扶助を強調するこのイベントは文化的な饗宴だけでなく、世界中の国々の文化交流と相互学習の壮大な機会でもある、と付け加えた。

展示会は70年前の中華人民共和国建国以来の1347セットの切手4668枚を初めて展示した。中国内外の収集家からの合計34点の貴重なアイテムも展示された。中華人民共和国建国50周年記念切手56枚のセットも含まれている。このユニークなセットはそれぞれが1つの中国の民族グループを表わす56枚の切手で構成されており、中国の切手史上これまで発行された切手の最大のセットで、「母国の家族写真」として賞賛されている。

展示会では、赤いスタンプと「Dang Yi Yuan(當壱圓)」の小さな漢字が付いた古い切手が展示会代表たちの特別の関心を引いた。切手の最上部には「大清郵政」、真ん中に「Dang Yi Yuan(當壱圓)」の一行、最下部に「one dollar(1ドル)」が印刷されている。これは国際的に有名な珍しい切手であり、China National Postage Stamp Museum(中国国立切手博物館)の最高の貴重品である。

イベント中、一帯一路構想、荊楚文化、切手コレクション、第7回CISM Military World Gamesに関連する活動が催される。

FIP General World Stamp ExhibitionはInternational Philatelic Federation(FIP、国際郵趣連盟)が世界的に運営・促進する国際的文化交流活動である。切手収集界で「五輪」として歓迎されるこのイベントは国際的郵趣文化の交流、協力、発展の推進を目的としている。FIPには現在、97の会員団体が加盟している。中国は1983年にFIPに加盟し、1999年と2009年に世界切手展示会を主催した。

ソース:The Organizing Committee of The China 2019 FIP General World Stamp Exhibition

画像添付リンク:http://asianetnews.net/view-attachment?attach-id=338217
(中国2019年FIP総合世界切手展)