ウィルシャー、怪我が長引いた原因は「子供の病気」。そこで学んだものとは

『Evening Standard』は12日、「ジャック・ウィルシャーは、アーセナル時代に息子の病気で悩まされたことを明かした」と報じた。

アーセナルの下部組織で育成され、トップチームに長く所属したウィルシャー。しかしそのキャリアは怪我との戦いが多く、一貫性ある活躍はついにできなかった。

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昨年にはウェストハムへとフリーで移籍したが、今季もわずか8試合の出場に終わり、本調子のウィルシャーはほとんど見ることができていない。

しかし、彼がサッカーにおいて苦しんでいたのは怪我だけではなかった。息子の病気によってコンディションを崩し、そのためにリハビリができない状況もあったという。

ジャック・ウィルシャー 「2016年、あるいは2015年くらいだ。僕は練習で怪我を負ってしまった。

受け入れるのは大変だった。自分が戻りたい場所へと向かっている最中だった。そして家に戻った時、急に4歳の息子が倒れて発作を起こしたんだ。

それは何度も何度も、4ヶ月間毎日のように起こった。ほとんどの場合は深夜にだ。そうなれば病院に連れていかなければならないし、妻とともに起きなければいけない。

だから、我々夫婦は息子とともに寝ていたが、満足に睡眠を取ることはできなかったよ。

サッカーのことは忘れていた。妻に言ったことを覚えているよ。『僕はこれ以上何もできない』と。

それは、サッカーが人生の全てではないと気付かせてくれた。アーセン・ヴェンゲル監督は素晴らしかったよ。『君は息子のことに気を使いなさい。長い時間がかかるだろう』と言ってくれた。

そして、それは僕の怪我が非常に長引いた理由でもあるんだ。リハビリの最初の4~5ヶ月間は病院に出入りしていたし、満足に寝ていなかった。息子に集中していたからだ。

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ありがたいことに、息子は今元気だよ。医者や専門家のおかげで、今はちゃんと管理されている。

決して諦めてはいけない。僕はできるだけ長くプレーしたい。サッカーを本当に愛している。これが僕の人生であり、子供の人生だ。サッカーが生んだ家族なのだからね」

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