ハメルズ7回無失点の快投 カブスが被スイープを回避

【カブス10-1ロッキーズ】@クアーズ・フィールド

敵地クアーズ・フィールドでのロッキーズ3連戦の最初の2試合を落としていたカブスは、投打がガッチリと噛み合い、10対1でロッキーズに快勝。3連戦の被スイープを回避した。2回表に5点を先行したカブスは、5回表に3点、8回表に2点を追加し、大量10点をリード。先発のコール・ハメルズは7回無失点の好投を見せたほか、打席でも3打数2安打2打点と活躍し、チームの勝利に大きく貢献した。好投したハメルズは今季6勝目(2敗)をマーク。ロッキーズは先発のアントニオ・センザテラが5回途中6失点(自責点4)で今季5敗目(5勝)を喫し、打線も9回裏に1点を返すのが精一杯だった。

カブスが快勝を収めた一戦は、3回裏のノーラン・アレナードへの死球が発端となり、険悪なムードのまま行われた。カブスのハビアー・バイエズは身体に近いボール球を投じられ、アレナードに死球をぶつけたハメルズは7回表の打席で右足首に死球。さらに8回表にはアンソニー・リゾーが尻に報復と見られる死球を受けた。しかし、リゾーが死球をぶつけられた直後、バイエズが左中間への17号2ランでダメ押し。度重なる報復投球に屈さなかったカブスが3連戦の最終戦を快勝で飾った。なお、アレナードは4回裏終了後、左前腕の打撲により負傷交代。戦線離脱には至らず、明日の試合に出場できる見込みだが、アレナードは「今度対戦するときは、ちょっぴりスパイシーなシリーズになるだろうね」と語っており、死球に対する怒りは収まっていない様子だった。

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