西条まちびと物語 vol.14

愛媛県西条市 広報さいじょう2019年6月号

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■このトンボの楽園を孫の代まで残したい
地元の人でも知らんかった、日本最少のトンボ「ハッチョウトンボ」。愛媛県の特定希少野生動植物で、庄内が県内唯一の生息地といわれとるけど、今では四国で唯一になりつつあるんよね。

保存会の活動は今年で10年目。最初は夏の渇水時、トンボが死んではかわいそうだと生息地に水を運んでやっとりました。今は丹原高校生とも協力して、ヤゴの生息数調査や産卵場所の記録などもしとります。ヤゴは9ミリくらいしかないから、ように見んといかん。観察も大変なんよね。当初100頭程度だったトンボは、昨年1000頭近くに。写真家のリピーターもだんだん来るようになってきたね。

この「楽園」を次の世代につないでいくためにも、興味のある人に知ってもらって、来てもらいたい。観察会もその一環よ。僕の孫の世代まで「探すの大変やけど、庄内いけば珍しいトンボおるよ」なんて、残していきたいね。

近藤茂孝(しげたか)さん
庄内ハッチョウトンボ保存会顧問。親子観察会を6月8日(土)、一般観察会を9日(日)に開催予定。