ブルージェイズの新人・テレズ 球団史上初の快挙達成

【ブルージェイズ8-6オリオールズ】@オリオール・パーク・アット・カムデンヤーズ

ブルージェイズの新人スラッガー、ラウディ・テレズが球団史上初の快挙を成し遂げた。1点ビハインドで迎えた5回表、ブルージェイズはルルデス・グリエルJr.のタイムリーと相手投手ミゲル・カストロの暴投で逆転に成功し、さらに二死満塁のチャンス。ここでテレズはカストロが投じた97.8マイルのシンカーを捉え、ライトスタンドへ10号グランドスラムを叩き込んだ。テレズが放った満塁弾はこれが今季2本目であり、ブルージェイズの新人が1シーズンに2本の満塁弾を放つのは史上初の快挙。その後、ブルージェイズは6回表にも2点を追加し、8回裏に4点を失って2点差まで追い上げられたものの、8対6で逃げ切った。

テレズが球団史上初の快挙を成し遂げたこの試合で、メジャーリーグの歴史に残る記録がもう1つ誕生した。オープナーのデレク・ロウのあとを受けて2番手として登板したブルージェイズのエドウィン・ジャクソンは、5イニングを4安打2失点に抑え、今季初勝利(4敗)をマーク。今季すでに「14球団でプレイ」というメジャー新記録を樹立しているジャーニーマンは、ブルージェイズでの初勝利をマークしたことにより「12球団で勝利」という新たなメジャー記録を打ち立てることになった。オリオールズは先発のデービッド・ヘスが5回途中4失点で今季9敗目(1勝)。打線の追い上げもあと一歩及ばなかった。

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