マーリンズ・ヤマモトが7回無失点 初登板初先発初勝利

【カージナルス0-9マーリンズ】@マーリンズ・パーク

マーリンズの新人右腕、ジョーダン・ヤマモトがメジャー初登板初先発のマウンドで7回3安打無失点の快投を見せ、記念すべきメジャー初勝利をマークした。現在23歳のヤマモトは、祖父が日本人の日系3世であり、2014年のドラフトでブリュワーズから12巡目指名を受けてプロ入り。2018年1月にクリスチャン・イェリッチの交換要員の1人としてマーリンズに加入し、今季はAA級での12先発で3勝5敗、防御率3.58をマークしていた。3回までカージナルス打線を無安打に抑えたヤマモトは、4回表無死一・三塁のピンチを無失点で切り抜け、その後も安定感抜群のピッチング。6回裏にはスクイズを決めてチームの6点目を叩き出し、投打に輝いたデビュー戦となった。

メジャー初登板初先発のヤマモトを援護したいマーリンズ打線は、序盤からカージナルス先発のマイルズ・マイコラスに襲い掛かり、初回にブライアン・アンダーソンのタイムリーで先制すると、2回裏にはギャレット・クーパーが6号グランドスラム。6回裏にはヤマモトがスクイズを決めてリードを6点に広げ、8回裏にはカーティス・グランダーソンがダメ押しの7号3ランを放った。クーパーは初回に三塁打、2回裏に本塁打、5回裏にヒットを放ち、サイクルヒット達成にあと一歩と迫る大活躍。カージナルスはマイコラスが5回5失点で今季7敗目(4勝)を喫し、打線もわずか3安打に封じられて3連戦のスイープを逃した。

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