試合終盤に点の取り合い マリナーズが延長戦を制す

【マリナーズ9-6ツインズ(延長10回)】@ターゲット・フィールド

マリナーズは、ツインズの守備のミスにも助けられて延長10回表に3点を勝ち越し、延長戦を制して9対6でツインズを破った。1対1の同点で迎えた8回表に一挙5点を勝ち越したマリナーズだったが、8回裏と9回裏に合計5失点。しかし、延長10回表一死二・三塁から捕手ミッチ・ガーバーの捕球ミスで勝ち越しに成功し、二死二・三塁から三塁ミゲル・サノーの捕球ミス&送球エラーで2点を追加した。その裏のツインズの攻撃を5番手のロエニス・エリアスが三者凡退に抑えて試合終了。4番手のアンソニー・バースが今季初勝利(1敗)、エリアスが今季6セーブ目をマークし、ツインズは6番手のタイラー・ダフィーが自責点0ながら1回3失点で今季初黒星(1勝)を喫した。

13安打9得点をマークしたマリナーズ打線のなかでは、「4番・一塁」で先発出場したダニエル・ボーグルバックと「8番・左翼」で先発出場したシェッド・ロングの活躍が光った。6回表に先制の17号ソロを放ったボーグルバックは、3回表と8回表にライトへのヒット、9回表にはレフトへのヒットを放ち、自身初の1試合4安打を記録する大活躍。一方のロングは、8回表に2点を勝ち越したあと、一死一・二塁のチャンスでメジャー初本塁打となる1号3ランをライトスタンドへ叩き込んだ。一方、敗れたツインズは、勝負どころの延長10回表に3つのエラーを喫するなど、チーム合計5失策。リリーフ陣にも誤算が相次ぎ、ア・リーグ最高勝率を誇るチームとは思えないほどの、情けない一戦となった。

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