母子支援の総合拠点に 諫早市子ども・子育て総合センター

2階に(仮称)子ども・子育て総合センターが入居する西街区(右)。店舗や駐車場が入る東街区(左)=諫早市栄町

 長崎県諫早市が栄町東西街区市街地再開発ビル内に計画している(仮称)子ども・子育て総合センターなどの概要が固まった。妊娠期から子育て期にわたる子育て世代包括支援センター機能を中心に、幼児健診などの母子保健事業や親子交流スペースを備え、利便性の高い市中心部で総合的な母子支援に取り組む拠点となる。来年夏ごろ供用開始される予定。

 再開発ビル2棟は、栄町アーケードを東西に挟む形で建設中。同センターはマンションや店舗が入る西街区(10階)の2階部分(約千平方メートル)に入る。同じフロアに民間保育所も開設され、若い世代が子育てしやすい町づくりにつなげる。

 市は、14日開会の定例市議会に対し、同センターと民間保育所の整備に向けた関連議案を提出する。同センターが入る同ビルの保留床を4億1600万円で購入する議案のほか、本年度一般会計補正予算案に同センター整備事業費(2200万円)、民間保育所施設整備事業費(1億1600万円)を盛り込んだ。

 同センターは、子育て相談、健診、親子交流広場などで構成。同ビル西街区が今年冬ごろに完成後、内装などの準備に入る。民間保育所は市内の社会福祉法人共栄福祉会が運営し、来年4月に開設する予定。定員60人。

 再開発ビル東街区(5階)は店舗や駐車場が入り、今年秋ごろ供用される予定。

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