主演の元AKB岩田さん 上演前に長崎市役所でPR 高校生平和大使題材 ミュージカル

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田上市長(左)と作品をPRする主演の岩田さん(中央)、演出家の田中さん=長崎市役所

 反核署名をスイス・ジュネーブの国連欧州本部に毎年届けている高校生平和大使を題材にしたミュージカルが8月に東京で上演されるのを前に、主演を務めるAKB48の元メンバーで女優の岩田華怜(かれん)さん(21)らが13日、長崎市役所に田上富久市長を訪ね、PRした。岩田さんは「(作品を通して)未来をつくるのは私たちの世代だということを伝えたい。全身全霊で取り組みたい」と語った。

 作品名は「Signs(サインズ)!-微力だけど無力じゃない」。「長崎・草創編」「岩手・震災編」「ジュネーブ編」の3部構成で約40人が出演。被爆3世の平和大使の成長や、20年以上の歴史がある平和大使の歩みを描く。約2時間半。東京の演出家、田中広喜さん(54)が脚本・演出を手掛け、8月8~12日に渋谷区文化総合センターで上演する。

 仙台市出身で東日本大震災を経験した岩田さんは長年、被災地支援活動をしている。平和大使について「若い子の平和を願う活動に勇気づけられる」と語った。田中さんは「高校生のひたむきさを東京の人にも知ってほしい」と話した。来年秋以降、長崎や広島などでの上演も目指している。

 田上市長は「前に進むと新しいことが起こる」と述べ、平和大使活動の継続とミュージカル化を喜んだ。

 岩田さんはこの日、JR長崎駅前高架広場で高校生と一緒に街頭署名活動をした。14日は被爆者の話も聞く予定。