<知事選>上田知事、不出馬の意向 16年の県政に幕 4期目で全国知事会長も務める 有力新人中心に激戦

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上田清司埼玉県知事

 上田清司埼玉県知事(71)が、今夏の知事選(8月8日告示、同25日投開票)に出馬しない意向を固めたことが13日、複数の関係者への取材で分かった。14日午後に記者会見を開き、進退を明らかにする見通し。現在4期目で全国知事会長を務める上田氏の動向が注目を集めていた。現職の不出馬により、有力新人らによる激戦になりそうだ。

 上田知事は13日夜、後援会連合会(清友会)の会合に出席。会合後に取材に応じた幹部は「上田氏の進退に関しては本人に全て一任することを、全会一致で了承した」と話した。

 上田知事は自らの進退について4月の統一地方選後に表明するとしていたが、衆参ダブル選挙の可能性など政治情勢が変化していることを踏まえ、態度を明らかにしてこなかった。知事選まで約2カ月を切った中、10日の定例会見で「今週の終わりか来週の初めぐらいには。皆さんの迷惑が掛からない範囲内で行いたい」と述べ、14日に記者会見を開くことを明らかにした。

 上田知事は衆院議員などを経て2003年に初当選。前回(15年)の知事選で、自ら提案し制定された知事の任期を連続3期12年までとする「多選自粛条例」に反して立候補し、自民推薦の候補らを破って4選を果たした。

 知事選を巡っては、自民党県連が元プロ野球選手でスポーツライターの青島健太氏(61)に立候補を要請。国民民主党の大野元裕参院議員(55)と、希望の党を離党した行田邦子参院議員(53)が立候補を表明している。