子育てに触れ 命の尊さ学ぶ 光海中3年生

母子手帳やアルバムを見ながら、子育てについて学ぶ中学生ら=市立光海中

 長崎県佐世保市金比良町の市立光海中(前田和子校長、57人)は13日、命の尊さについて考える「いのちの座談会」を開いた。3年生18人が、乳幼児の親や民生委員らから、子育ての楽しさや苦労について教わった。

 「いのちを見つめる強調月間」に合わせて開いた。0~4歳児の親子5組と、校区の民生委員6人が参加。五つのグループに分かれ、生徒は「母親になってよかったことは」「子どもができた時の気持ちは」などの質問を投げ掛けた。母親らは母子手帳や子どもの成長の記録を見せながら質問に答え、子どもが生まれるまでの喜びや不安、妊娠中の体調の変化を伝えた。

 岩松亮汰さん(14)は「親が自分を大事にしてくれていると気付いた」、4歳の娘と参加した主婦のロベージュ・淳子さん(39)は「一人一人が親から大切に育てられていることを認識すれば、子どもたちも尊重し合えると思う」とそれぞれ話した。

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