おしんの名場面を再現・酒田

山居倉庫で人形ギャラリー

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おしんと、その時代を生きた人たちを表現した人形ギャラリーがオープンした=酒田市の山居倉庫酒田夢の倶楽

 NHK連続テレビ小説「おしん」の撮影場所にもなった酒田市の山居倉庫酒田夢の倶楽(くら)に13日、おしんの人形ギャラリーがオープンした。山形市の人形作家大滝博子さんの作品で、懐かしさと温かさが漂う約30点が並ぶ。

 連続テレビ小説で、おしんは9~16歳に奉公先の酒田で過ごしたと描かれた。人形の制作は、ゆかりの地にそのけなげさを感じられる場をつくろうと酒田観光物産協会が依頼。大滝さんが多くの資料を読み、自分のおしん像として創り上げた。生家での暮らしや、奉公に出るために母親、父親と別れた最上川での名シーン、子守をする姿など、古里から酒田に奉公にくるまでの場面を再現した。今後、酒田での場面も増やす予定だ。

 山居倉庫は年間約70万人が訪れる酒田を代表する観光施設。外国クルーズ船でも多くの乗客が足を運ぶ。開設セレモニーで同協会の弦巻伸会長は「このギャラリーを世界に発信していく」とあいさつ。大滝さんは「おしんと家族の気持ちになり、心を込めて作った。ちょうど酒田に住んでいたころに放映され、勇気をもらったドラマ。そのおしんの人形を手掛けられ、うれしい」と話した。