ツインズ2ケタ得点で勝利 菊池5回1失点も白星ならず

【マリナーズ5-10ツインズ】@ターゲット・フィールド

ツインズは、1対1の同点に追い付かれた直後の6回裏に打線が爆発。無死一・三塁からマリナーズ2番手のブランドン・ブレナンの牽制悪送球と暴投などで2点を勝ち越すと、ネルソン・クルーズとマックス・ケプラーにそれぞれ2点タイムリーが飛び出し、一挙6得点のビッグイニングとなった。7回裏にもホルヘ・ポランコのタイムリーとC.J.クロンの15号2ランで3点を追加し、2ケタ得点に到達。終盤、マリナーズの反撃に遭ったものの、10対5で逃げ切った。ツインズ2番手のライン・ハーパーが今季2勝目(0敗)。マリナーズ2番手のブレナンは一死すら取れず4失点で今季6敗目(2勝)を喫した。

敗れたマリナーズにとって、3先発連続で4回途中ノックアウトを喫していた菊池雄星の好投は数少ない明るい材料だった。三塁シェッド・ロングのエラーとクルーズへの四球で背負った初回一死一・二塁のピンチを併殺打で切り抜けた菊池は、2回裏無死満塁の大ピンチもジェイソン・カストロとバイロン・バクストンを連続三振、ポランコをショートゴロに抑えて無失点。3回裏にクルーズの12号ソロで1点を失ったものの、4回裏は三者凡退に抑え、5回裏二死一・三塁のピンチもジョナサン・スコープをセンターフライに打ち取って無失点で切り抜けた。5回92球を投げて被安打6、奪三振4、与四球2、失点1。背負ったピンチも多く、支配的なピッチングと言える内容ではなかったが、今後に繋がる登板となったことだけは間違いなさそうだ。

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