ジョン・ウィリアムズ、ヴァイオリンの女王アンネ=ゾフィー・ムターのために新編曲した映画音楽の傑作を録音 8月30日全世界同時リリース

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映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムズは、自作の映画音楽の数々を親友であるヴァイオリンのスーパースター、アンネ=ゾフィー・ムターのために新たに編曲し直し、自ら指揮もおこなって、ニュー・アルバムを制作した。この、ハリウッドで録音された『アクロス・ザ・スターズ』は、ドイツ・グラモフォンより8月30日にリリースの予定で、このアルバムには『スター・ウォーズ』『ハリー・ポッター』など、世界的に大ヒットした映画の主題曲が収録されている。

「ジョン・ウィリアムズのような存在は、あとにも先にも一人だけ」とアンネ=ゾフィー・ムターは言う。「彼みたいな曲が書ける人はほかにいません。彼が手がけた映画音楽の中で、ヴァイオリンやチェロが使われていると、私はいつも『ああ、あれが弾きたい!』と思いました。そして今こうして、彼の名曲の数々を素敵な編曲で演奏できるのは素晴らしいことです」

ジョン・ウィリアムズはこうつけ加えた「今回アンネ=ゾフィーとの録音作業をとおして、私はまさにインスピレーションそのものを与えられました。彼女はこれらの有名なテーマ曲に、生き生きとした命をもたらしたのです。それは曲を書いた私にとって、大いなる喜びでした」

収録されているのは、映画『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』からの「ヨーダのテーマ」や、『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』から「ルークとレイア」、『スター・ウォーズ/クローンの攻撃』から「アクロス・ザ・スターズ(愛のテーマ)」、あるいは『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』から「決闘」、『SAYURI』(Memoirs of a Geisha)から「さゆりのテーマ」など多彩である。

ウィリアムズがアカデミー賞を受賞した『シンドラーのリスト』の美しいヴァイオリンのテーマ音楽に加えて、このアルバムには、『シンデレラ・リバティー/かぎりなき愛』のテーマ曲や『ドラキュラ』のテーマ曲(もともとは1970年代に書かれたが、以後めったに演奏されなかった)、アイルランドで高い人気を得た映画『遥かなる大地へ』からの「ドニーブルーク・フェア」、そして『サブリナ』からのロマンティックなテーマ曲などがそろっている。

アンネ=ゾフィー・ムターは、グラミー賞をすでに4回受賞しており、現代最高のヴァイオリニストの一人として広く認められている。その彼女がジョン・ウィリアムズとの顔合わせを「最高の名誉」とみなし、今回のアルバムの収録についても、ヘルベルト・フォン・カラヤンと一緒に収録したとき以来の最高のコンディションで行われたと語っている。

かたやウィリアムズも、ムターを「この100年のあいだにドイツが生んだ最高のヴァイオリニスト」と讃えている。そして今回の『アクロス・ザ・スターズ』での顔合わせについて、ムターが「私自身の書いた曲を取り上げてくれたことが、とてもうれしいし、最高の名誉だ」と語っている。

■作品情報

タイトル:『アクロス・ザ・スターズ ~ジョン・ウィリアムズ傑作選』
アーティスト: アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)、ジョン・ウィリアムズ(指揮)
発売日:2019年8月30日(金) 世界同時発売
品番:UCCG-1854
定価:¥2,800(税抜価格)+税

1. レイのテーマ ―『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』から
2. ヨーダのテーマ ―『スター・ウォーズ/帝国の逆襲』から
3. ヘドウィグのテーマ ―『ハリー・ポッターと賢者の石』から
4. アクロス・ザ・スターズ(愛のテーマ) ―『スター・ウォーズ/クローンの攻撃』から
5. ドニーブルーク・フェア ―『遥かなる大地へ』から
6. さゆりのテーマ ―『SAYURI』(Memoirs of a Geisha)から
7. 夜の旅路 ―『ドラキュラ』から
8. サブリナのテーマ ―『サブリナ』から
9. 決闘 ―『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』から
10. ルークとレイア ――『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』から
11. すてきな貴方 ―『シンデレラ・リバティー/かぎりなき愛』から
12. シンドラーのリストのテーマ ―『シンドラーのリスト』から

アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)
ジョン・ウィリアムズ指揮 ロサンゼルス・レコーディング・アーツ・オーケストラ
録音:2019年4月 ロサンゼルス

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